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    クラーケンとマスターカードが暗号資産対応の新デビットカード発表

    2025年4月8日、マスターカードは、暗号資産取引所のクラーケンと提携して新たな暗号資産デビットカードの導入を発表した。
    本サービスは英国およびヨーロッパ圏のユーザーを対象に、日常の決済に暗号資産を活用できる手段を提供するもので、リアルな経済活動への暗号資産の接続を加速させる一手と見られる。

    目次

    暗号資産と実社会の決済をつなぐ取り組み、クラーケンとマスターカードの狙い

    今回の提携は、こうした両社の強みを生かし、暗号資産を日常的な買い物やサービス利用の手段として浸透させることを目的としたものだ。

    クラーケンが新たに提供するのは、物理的カードとデジタルカードの両方に対応した暗号資産デビットカードである。
    これにより、ユーザーは自身のウォレットにあるビットコインやステーブルコインを使い、世界中のマスターカード加盟店でリアルタイムに決済できるようになる。
    対象地域は現在のところ英国およびEU諸国に限定されているが、そのポテンシャルは大きい。
    すでにクラーケン・ウォレットと紐づけて使用できる個別ID「Kraktag」を有効化しているユーザーは20万人を超えており、スムーズな利用環境が整備されつつある。

    このカードは、2025年初めから展開されている「クラーケン・ペイ」の一環である。
    クラーケンのCEOであるデイビッド・リプリーは、「当社の顧客は日常生活で暗号資産を簡単にできる支払いをしたいと考えている」と述べた。
    クラーケン・ペイは300種類を超える暗号資産および法定通貨を使った国際決済に対応しており、国境を越えた支払いに柔軟性をもたらしている。

    新たなユーザーベネフィットと決済業界への波及効果

    今回のデビットカード導入により、ユーザーにとってのメリットは大きく広がるだろう。
    暗号資産から法定通貨への換金が不要になることは、手数料の削減や決済時間の短縮といった実務的な利点がある。
    また、デジタルカードと物理カードの両立は、スマートフォンのみならず従来のICカード端末にも対応できる柔軟性がある。

    今後、デビットカードは数週間以内に提供開始される予定であり、対応加盟店はマスターカードのネットワークを活用することで全世界で1億5000万以上にのぼる。
    これは既存の決済サービスと同等の利便性を意味し、暗号資産が一部の先進的な層に限らず、広く一般ユーザーにも認知・浸透していく可能性を持つ。

    一方で、暗号資産は依然として法制度や規制の不確実性を抱えている領域でもある。
    特に欧州ではMiCA(暗号資産市場規制)による影響が見込まれているため、今後の展開には柔軟な対応が求められるだろう。


    こうしたリスクを踏まえても、今回の提携は暗号資産が金融インフラとして進化する過程において、象徴的な一歩であると言える。

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