Yahoo!検索のおでかけAIアシスタントに新機能 生成AIが周辺スポット提案

2026年1月29日、LINEヤフーは国内のYahoo!検索で、生成AIを活用した「おでかけAIアシスタント」の新機能として、目的地周辺のスポット提案を開始した。移動距離や所要時間を踏まえ、観光ルートを対話形式で自動作成できる点が特徴である。
目的地検索から周辺提案までAIが一括生成
新たに追加されたのは「合わせて楽しめる周辺スポット提案」機能だ。Yahoo!検索で行きたい場所を入力すると、検索結果上に「周辺で楽しめるスポットを探す」ボタンが表示され、タップすると「おでかけAIアシスタント」へ遷移する仕組みである。
従来のリンク一覧型検索とは異なり、対話を通じて行動計画まで作成できる点が中核となる。
同社が公園や遊園地など外出時の情報収集について実施したアンケートでは、全体の約46%が「調べにくさ」や「迷い」を感じていると回答した。複数サイトの往復や、移動時間の把握が負担になっていたことが背景にある。
アシスタントは「このエリアでどう過ごしたいか」「誰と行くか」といった質問を重ね、利用者のニーズを具体化する。その回答を基に、飲食店や公園、観光施設などの候補を抽出し、目的地からの所要時間とともに提示。さらに希望スポットを組み込んだモデルコースまで自動生成する。
生成AIを検索導線に直接組み込み、情報収集から計画作成までを一気通貫で完結させる設計だ。
計画自動化の利便性と集中リスク、検索の未来像
最大のメリットは、外出計画にかかる時間を短縮できる点だろう。
移動距離や滞在時間を踏まえた動線を自動提示することで、ユーザーは「どこへ行くか」より「どう楽しむか」に集中できる。特に短時間観光や出張の空き時間活用など、ビジネスパーソンとの親和性が高いと考えられる。
一方で、AIが提示する候補に行動が集約されれば、特定施設への混雑や、小規模店舗の露出減少といった偏りが生じる可能性がある。アルゴリズムの選定基準がブラックボックス化すれば、公平性への懸念も無視できない。
それでも、検索体験が「調べる」から「決める」へ移行する流れは不可逆とみられる。今後は予約や決済、交通手配まで統合され、検索がそのまま行動プラットフォームへ進化する可能性が高い。
Yahoo!検索の取り組みは、ポータルが生成AI時代の生活インフラへ再定義される転換点になると考えられる。
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