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    中高生の約8割が生成AIを利用 学習支援に加え「相談相手」としても定着

    2026年1月27日、菅公学生服株式会社が調査により、全国の中学・高校生の約8割が生成AIを利用した経験を持つことが分かったと公開した。日本国内の中高生1,200人を対象に実施されたもので、学習目的にとどまらず、私生活での活用も広がっている実態が明らかになった。

    目次

    中高生1,200人調査で判明 生成AIが学習と日常に浸透

    カンコー学生服が毎月発信する調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.240では、中学・高校生の生成AI利用状況が詳細に示された。

    「よく使っている」と「たまに使っている」を合わせると、全体の約8割が生成AIを利用した経験があると回答している。性別でみると、女子は「よく使っている」が約半数に達し、男子より利用頻度が高い傾向が確認された。

    利用シーンでは、「勉強の調べもの」が約7割で最多となり、生成AIが検索や学習補助の手段として定着していることがうかがえる。加えて、「レポート・作文のヒント」や「趣味・遊び」、「相談・話し相手」といった回答も多く、学習用途以外への広がりも顕著だ。特に女子では、約2人に1人が生成AIを相談相手として活用しており、精神的な支えや思考整理の相手として受け入れられている様子が読み取れる。

    学校の授業や宿題での使い方では、「考え方や構成のヒントをもらう」が最も多く、学習支援ツールとしての利用が中心である。一方で、「最初から答えを全部出してもらう」という回答も約2割に上り、使い方にはばらつきが存在している。

    生成AI活用の明暗 教育効果と依存リスク、今後の行方

    今回の調査結果にて、生成AIが中高生にとって日常的な存在となりつつあることが示された。生成AIのように対話型で思考を補助できる点は、自ら考える力を伸ばす学習支援ツールとして大きなメリットになっている実情が再確認された形だ。GIGAスクール構想の進展と相まって、教育現場での活用余地は今後さらに広がると考えられる。

    一方で、答えを直接得る使い方が定着すれば、思考過程を省略する学習姿勢が助長される懸念も残る。また、生成AIが事実と異なる内容を出力するハルシネーション(※)のリスクもあり、無批判な利用は学習の質を損なう恐れがある。

    今後は、生成AIを「答えを出す道具」ではなく、「考えるための相棒」としてどう位置付けるかが重要になる。適切な指導とルール設計が進めば、生成AIは中高生の自考力を育てる基盤技術として、教育の在り方を大きく変えていく未来が迫っていると言えるだろう。

    ※ハルシネーション:生成AIが学習データに基づき、事実ではない情報をもっともらしく生成してしまう現象。

    プレスリリース

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