シャープ、CES 2026で対話AI「ポケとも」公開 kawaii×AIを世界に訴求

2026年1月5日、シャープは米国ラスベガスで開幕した世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2026」において、対話AIキャラクター「ポケとも」を出展することを発表した。日本企業の先端技術を紹介する「JAPAN TECH」ブース内で展示し、心に寄り添うAIという新たな価値を海外市場に示す。
シャープ、CES 2026で英語対応の対話AI「ポケとも」を披露
シャープは、1月6日から9日まで開催中の「CES 2026」において、対話AIキャラクター「ポケとも」を展示している。会場はVenetian ExpoのEureka Park内「JAPAN TECH」ブースで、日本発の技術力を集中的に発信するエリアとなる。
「ポケとも」は、ユーザーの気持ちに寄り添い、会話や共に過ごす時間を通じて関係性を深めていく設計が特徴だ。
今回の展示では、英語による自由な対話デモを初めて公開する。日本語利用を前提としてきた従来の枠を超え、多様な文化圏の来場者と直接コミュニケーションできる点が大きなポイントと言える。
対話を重ねることでユーザーを理解し、励ましや共感を返すというコンセプトは、言語が変わっても一貫している。
また、キャリングケースや卓上充電ホルダーなどのアクセサリーも併せて展示する。
シャープは本展示を通じ、“kawaii”文化と最先端テクノロジーを融合した新しいコミュニケーション体験を世界に届ける構えだ。
感情寄り添い型AIの可能性と課題 世界展開の行方
「ポケとも」が示す最大のメリットは、生成AIの用途を効率化や業務支援から、感情的価値の提供へと広げる点にあると言える。孤独感の軽減や心理的サポートといった需要は世界的に拡大しており、対話を重ねて関係性を築くAIは新たな市場を切り開く可能性があるだろう。
一方で、感情に寄り添うAIにはリスクも伴う。ユーザーの発話や感情データの管理、過度な依存をどう防ぐかといった課題は、海外展開を進めるほど重要性を増すと考えられる。透明性の高い運用設計が欠ければ、評価は一転しかねない。
日本独自のキャラクター文化とAI技術を組み合わせたアプローチは差別化の観点で大きな強みだ。CESでの反応次第では、エンターテインメントや教育、ヘルスケア分野への応用も視野に入るかもしれない。
シャープの挑戦は、AIが人とどう共存するかを問い直す試金石になると言える。











