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    マイクロンが売上高予想を上方修正 AI需要拡大で過去最高見通しも

    2025年6月25日、米半導体メモリー大手マイクロン・テクノロジーが、AI関連機器の需要急増を背景に、2025年6~8月期の売上高見通しを上方修正した。市場予想を大幅に上回る水準で、同社株価は時間外取引で上昇した。

    目次

    マイクロン、AI向けメモリー好調で売上高見通し引き上げ

    マイクロン・テクノロジーは25日、2025年度第4四半期(6~8月期)の売上高見通しを約104億~110億ドルと発表した。これはアナリスト予想の平均である98億9000万ドルを大きく上回る水準である。併せて、一部項目を除いた1株利益についても2.50ドルと見込み、市場予想の2.03ドルを超える。

    背景には、生成AIの急速な普及に伴い、処理能力の高いAI機器への需要が高まっていることがある。特に、マイクロンが供給する高帯域幅メモリー(HBM ※)は、AIモデルの訓練や運用において不可欠な部品であり、同社にとって追い風となっている。

    マイクロンは前四半期(2025年3~5月期)にも、売上高が前年同期比37%増の93億ドルと好調で、アナリスト予想の88億5000万ドルを上回った。1株利益も1.91ドルと、市場の期待値1.60ドルを上回る結果を出している。

    このような業績を受け、同社株価は発表直後の時間外取引で上昇。投資家の期待感が高まっている。

    サンジェイ・メロートラCEOは、「AI主導のメモリー需要拡大に対応するため、技術の優位性と製造面での卓越性をさらに強化すべく、規律ある投資を続ける」と述べ、過去最高の通期売上を達成する可能性を示唆した。

    ※高帯域幅メモリー(HBM):従来のDRAMよりも高速かつ省スペースな設計を実現した次世代メモリー。AIや高性能コンピューティングに特化しており、大量のデータを迅速に処理する用途で不可欠とされる。

    AI特需の持続性と供給競争がカギに

    マイクロンの強気な見通しは、AI向け半導体市場における事業機会の拡大を象徴するものといえる。特にChatGPTに代表される大規模言語モデルの台頭によって、演算処理速度とデータ転送量を支える高性能メモリーへのニーズが急伸している。

    マイクロンはこの波に乗り、競合他社と並びHBMの供給体制を強化しているが、同市場では韓国のSK hynixや米エヌビディア向け供給で存在感を高めるサムスン電子などとの競争も激化している。今後は製造コスト、歩留まり、電力効率などが差別化要因となる見通しだ。

    一方で、HBMの製造難易度は高く、供給制約や原材料価格の変動が収益を圧迫するリスクも孕む。仮にAI市場が短期的に踊り場を迎えた場合、需給バランスが急変し、在庫調整が業績を揺るがす可能性もある。

    それでも、AI活用がクラウド、エッジ、スマートデバイスへと広がる中で、メモリー需要の底堅さは中長期的に維持されると考えられる。マイクロンが安定供給体制を確立し、競争優位を確保できれば、AI経済のインフラとしての地位はより盤石なものとなるだろう。

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