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Samsung、新型SoC「Exynos 2500」発表 AI処理能力59TOPS、折りたたみ端末に搭載か

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2025年6月23日、韓国Samsung Semiconductorは次世代モバイル向けSoC「Exynos 2500」を発表した。独自の3nmプロセスを採用しており、AI処理能力が大幅に向上している。

目次

Exynos 2500が実現する大幅なAI性能の飛躍

Samsung Semiconductorが発表した新フラッグシップSoC「Exynos 2500」は、従来モデルから大幅な性能向上を遂げた。
特に注目したいのがAI処理能力で、最大59TOPS(※1)という演算性能を持つNPUを搭載している。これは前モデル「Exynos 2400」に比べて約39%の性能向上に相当する。

製造には、Samsung初となる最先端の3nm Gate All Around(GAA)プロセス技術が採用された。GAAは従来のFinFETに比べ、電力効率と性能の両立が可能な次世代半導体構造である。これにより、AI演算を端末上で高速かつ省電力に処理できる環境が整った。

CPUには最新のArm Cortex-X925を含む10コア構成が採用されており、重いアプリや複数アプリの同時処理もスムーズにこなすことが可能だ。
グラフィック性能も強化されており、米AMDとの協業による第4世代Xclipse 950 GPUが搭載された。レイトレーシングやレンダリング処理の高速化により、ゲーム体験の質も大きく向上するという。

さらに、AIベースの画像処理によって最大320MPのカメラへの対応が可能となり、8Kビデオの録画(60fps)や再生(30fps)にも対応するなど、コンテンツ制作機能も進化している。

通信面でも進化を遂げている。Sub6帯域(FR1)で最大9.6Gbps、ミリ波対応のFR2では最大12.1Gbpsの高速通信を実現する。
さらに、次世代変調方式である1024-QAM(※2)により、従来比20%以上の伝送効率を達成している。
加えて、非地上系ネットワーク(NTN)対応によって、衛星通信による接続も可能となり、緊急時や圏外環境でも通信を確保できる構成となっている。

※1 TOPS(Tera Operations Per Second):1秒間に1兆回の演算を行う能力を示す単位。

※2 1024-QAM(Quadrature Amplitude Modulation):1つのシンボルで10ビットの情報を伝送できる高効率な変調方式。通信速度と容量の大幅な向上が可能となる。

AI強化型SoCの可能性と課題

こうした技術強化は、AIを中心とする新たなモバイル体験の実現を後押しするだろう。
一方で、これほど高性能なSoCを一般向け端末に搭載する場合、発熱や電力消費、製造コストの上昇といった課題も浮上してくる。加えて、Exynosチップの搭載地域とSnapdragonモデルとの性能差が再び議論を呼ぶ可能性もあるだろう。

今後、Samsungがこの新型SoCをどのモデルに採用するかは注目に値する。
AI処理を軸にしたスマートフォンの進化が、2025年下半期のモバイル競争を左右する鍵となりそうだ。

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