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    ABBAのビョルン・ウルヴァース、AIと共に新作ミュージカル制作中

    2025年6月4日、英ロンドンで開催された「SXSW ロンドン」に登壇したABBAのビョルン・ウルヴァース氏が、AIと協力して新作ミュージカルを制作中であることを明かした。米バラエティ誌が報じた。

    目次

    ABBA創設者、AI活用し舞台作品を構想中と明かす

    スウェーデンの音楽グループ・ABBAの創設メンバーであり、現在80歳のビョルン・ウルヴァース氏が、AI技術を活用して新たなミュージカル作品を執筆中であると発表した。

    この発言は2025年6月4日にロンドンで行われた音楽・テクノロジーイベント「SXSW ロンドン」での講演中に飛び出したもので、同氏は「今、AIの助けを借りながらミュージカルを書いています」と語っている。

    プロジェクトの詳細はまだ非公開だが、ABBAのアバターショー『ABBA Voyage』の続編として構想されており、すでに制作工程の約4分の3が完了しているという。

    ウルヴァース氏はAIについて「巨大な参照の枠組みを持つ、もう一人の作曲家が部屋にいるようなもの」「自分の頭脳の延長」と語り、その活用を前向きに評価した。

    ただし過剰な期待はしておらず、「歌詞は非常に苦手」で「出てくる内容の多くはゴミのようだ」とも述べているが「そこから別のアイデアが浮かんでくることもある」とも述べており、クリエイティブな“壁”を突破するための優秀な補助的なツールとして活用しているようだ。

    このプロジェクトは『ABBA Voyage』でも手を組んだPophouse Entertainmentとの協業によるものだ。2022年にロンドンで開幕し、2026年1月まで続く予定の同ショーでは、ABBAのデジタル・アバターと実演パフォーマーが共演し話題を集めている。

    AI創作の功罪 芸術表現の拡張か、伝統的手法の揺らぎか

    AIとの共作に取り組む姿勢は音楽界のベテランによる新たな挑戦として注目される一方で、創作行為の本質を問う声もあると考えられる。

    ウルヴァース氏は「私たちが書いた曲がなければ、これらのAIモデルは存在しなかったでしょう」と語り、アーティストの権利保護を訴えている。AIによる模倣や無断利用のリスクに対しては厳格なスタンスを取っており、創作ツールとしてのAIと、権利侵害の可能性を内包するAIの境界を慎重に見極めている様子がうかがえる。

    一方で、AIが創造性の補完者として機能する点は評価できる。特定のスタイルでの展開やアイデアのヒントを与える役割は、熟練の作曲家にとっても新たなインスピレーション源となり得る。

    ただし、すべてのAIアウトプットが実用に耐えうるわけではなく、最終的な判断力と選別眼は依然として人間側に委ねられている。

    今後、この試みが成功すれば、AIを活用した舞台芸術が新たな表現領域を開拓する契機となる可能性がある。

    他方で、人間の直感や感情による創作という伝統的価値が、どこまでAIと共存できるのかは今後の大きな論点となるだろう。

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