イオレがBTC追加取得 約3551万円投資、総保有163BTCに

イオレは約3551万円分のビットコインを追加取得したと発表した。
累計保有数は約163BTCに拡大。新株予約権の行使進捗を受けた措置で、Neo Crypto Bank構想に基づく初期トレジャリー運用の一環として実施した。
約3551万円でBTC追加取得
2026年2月6日、イオレは2026年1月30日から2月6日までの間に、35,511,778円分のビットコイン(BTC)を追加取得したことを発表した。
購入枚数は約2.8921BTC、平均購入単価は約1,227万円/BTCである。
これにより累計購入枚数は約163.440614BTC、累計平均購入単価は約1,487万円/BTCとなった。
本件は、第14回新株予約権の行使が進捗したことを受けて実施されたもので、「Neo Crypto Bank構想」における初期トレジャリー運用の一環と位置付けられる。
同社は足元の市場環境をリスク局面と判断し、過度なリスクを回避しながら保有量を拡大できるよう運用方針を最適化したとしている。
あわせて、資金効率の高い買付を行う体制を整備した点も強調した。
今後はBTC価格動向および新株予約権の行使状況を踏まえ、2026年3月期中に120〜160億円規模のBTC取得を目指す方針だ。
同社はBTC取得に加え、レンディング(※)による運用状況も開示対象とし、単なる保有を超えた資産活用を視野に入れている。
※レンディング:保有する暗号資産を第三者に貸し出し、利息収入を得る運用手法。価格変動とは別に収益を得られる一方、貸出先の信用リスクなども伴う。
資本市場連動型ビットコイン戦略の行方
今回の動きの最大のメリットは、資本市場を活用しながら暗号資産を中核に据える財務モデルを鮮明にした点にあるとみられる。
新株予約権で得た資金をトレジャリーへ振り向ける構図は、従来型の事業収益依存から一歩踏み出す試みとも受け取れる。
構想を具体的な行動で示したことは、市場に対する明確なメッセージになり得るだろう。
一方で、取得規模の大きさは価格変動リスクを内包していると考えられる。
暗号資産特有の高いボラティリティは、評価損や株価変動を通じて財務指標に影響する可能性がある。
さらに、新株予約権の行使が進む局面では希薄化懸念も重なり、投資家心理を左右しかねない。レンディングも相応の信用リスクが伴う点は無視できない。
今後は、ビットコイン価格の推移と資金調達の進捗がどのように噛み合うかが鍵になるとみられる。
取得単価を上回る水準で安定すれば含み益が財務基盤を補強し、戦略の説得力は一段と高まる可能性がある。
逆に調整局面が長引けば、リスク管理能力が厳しく問われる局面も想定できる。
成否は、市場環境と実行力の双方に委ねられていると言えそうだ。
株式会社イオレ 「Neo Crypto Bank構想」におけるビットコイン(BTC)追加取得のお知 らせ
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