レブコム、au携帯の通話録音と音声解析AI「MiiTel」を直接連携

レブコムは音声解析AI「MiiTel」がKDDIのau携帯電話向け「通話録音機能」と直接連携したと発表した。キャリアの通話録音サービスとAIプラットフォームが直接つながる形で、携帯通話の録音データを用いた音声解析の利用範囲拡大が見込まれる。
レブコム、au携帯の通話録音データを「MiiTel」で直接解析へ
2026年1月27日、レブコムは、音声解析AI「MiiTel」がKDDIのau携帯電話向け「通話録音機能」と直接連携するシステムを実現したと発表した。
携帯通話の録音ファイルを受け取り、「MiiTel」上で文字起こしや話者分離、話し方・感情などの分析を行えるとしている。
キャリアの通話録音サービスとAIプラットフォームが直接データ連携する点について、同社は自社評価として、先進的なモデルだと位置づける。
加えて、2026年1月時点でKDDIサイトに掲載される直接連携可能なクラウド型音声解析AIのパートナー企業は、同社のみとしている。
背景として同社は、フィールドセールスで携帯電話の通話内容を可視化・解析したいニーズが高まっている点を挙げる。
電話解析AIを備えたIP電話サービス「MiiTel Phone」の利用が広がる一方で、既存の携帯電話番号を継続して使いたい場面もあるとしており、こうした需要を踏まえてKDDIの「通話録音機能」との直接連携スキームを構築した。
また、専用アプリが不要なため、導入・運用コストを抑えつつAI解析を活用できる。
なお、同社によると本連携の利用には、「MiiTel Phone」のオプション機能に加え、KDDIの「通話録音機能」の契約が必要となる。
携帯通話AI解析が切り開く営業DXの次段階
本件のメリットは、営業現場の主戦場である携帯通話を、業務フローを変えずにAI解析へ取り込める点にあるだろう。
既存の番号や通話習慣を維持したまま活用できる設計は、現場の心理的ハードルを下げ、実運用に耐えるDXを後押しする可能性がある。
専用アプリが不要である点も含め、導入初期の負担を抑えつつ成果につなげやすい仕組みといえそうだ。
一方で、通話データを一元的に扱うことによるガバナンス面の課題は残る。
業務と私的利用が交錯しやすい携帯通話では、録音・解析の範囲設定を誤ると、社内外の不信を招きかねない。
また、キャリア契約とAI解析オプションが前提となる構造は、コストや運用の複雑化を招く余地があり、制度設計の巧拙が成否を左右すると考えられる。
今後は、携帯通話に限らず、Web会議や対面会話を含めた複数チャネルの会話データを横断的に分析する流れが強まるだろう。
本連携は、その基盤づくりの第一歩として位置付けられる可能性がある。
営業の属人性を抑え、育成や評価をデータで支える動きが進めば、音声解析AIはSFAやCRMと並ぶ中核ツールへ発展していく展開も想定できる。
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