代アニ、ベクトルと連携しSNS・動画プロデュース科を26年4月開講

代々木アニメーション学院は、PR会社ベクトルと連携し、縦型動画を軸に企画・拡散・分析までを一体で学ぶ新学科「SNS・動画プロデュース科」を2026年4月に開講する。
SNS時代の実務に即した動画人材の育成を目指す。
代アニ×PR大手がSNS動画特化学科を開講
8日、代々木アニメーション学院は、新学科「SNS・動画プロデュース科」を開講すると発表した。
新学科は、PR・広告分野で豊富な実績を持つベクトルと協業し、動画制作とSNSマーケティングを横断的に学ぶ「SNS・動画プロデュース科」となっている。
開講は2026年4月を予定しており、TikTokやInstagramリール、YouTubeショートなどの縦型動画(※)を主戦場とした人材育成を行う。
同学科では、縦型動画の編集技術や切り抜き手法に加え、企画・拡散・分析までを含むSNSマーケティング思考を学ぶとしている。
テンポや画角、視線誘導などスマートフォン向け動画の要素を理論に基づいて学び、「伸びる動画」のつくり方を体系的に習得することを掲げる。
背景には、情報収集におけるインターネット活用の広がりや、スマートフォン利用の定着、SNSや動画プラットフォームの影響力拡大がある。
特にアニメ・エンターテインメント業界のマーケティングにおいては、縦型動画を主体としたプラットフォーム戦略が流行や話題化を左右する局面が増えている。
学院側は、こうした環境変化を受け、マーケティング視点を兼ね備えた動画クリエイターへの需要が今後も高まっていくとの認識を示している。
※縦型動画:スマートフォン視聴を前提とした縦長画面の動画形式。
実務直結型教育の強みと今後の課題
本件のメリットは、教育内容が実務の要求水準に踏み込んで設計されている点にあるとみられる。
PRやマーケティングの現場知見を取り入れることで、動画制作を表現技術にとどめず、成果創出のプロセスとして捉え直していると考えられる。
縦型動画を起点に、企画・拡散・分析を一体で学ぶ構成は、即戦力を志向する層にとって実践的な学習環境になりそうだ。
一方で、特定プラットフォームへの依存度が高い点は課題として残る可能性がある。
アルゴリズムやユーザー行動の変化が速い領域では、短期的に有効だったノウハウが急速に陳腐化する恐れもある。
トレンド追随型の教育に偏れば、普遍的な企画力やメディア理解が十分に育たないリスクは否定できないだろう。
今後は、この教育モデルがエンタメ領域にとどまらず、企業広報や採用、ブランド施策などへ応用される展開も考えられる。
実務連携型教育の成果が可視化されれば、専門学校における評価軸そのものを更新する契機になるかもしれない。
変化への適応力まで育成できるかが、成否を分ける分岐点になりそうだ。
関連記事:
代々木アニメーション、AI生成イラスト誤掲載を謝罪 再発防止に努める

孤立や不安を学びに変える通信制高校、NIJIN高等学院が開校

高校のeスポーツ授業が産業ドローン人材を育成へ 第一学院がTDBCと産学連携協定












