市民参加型社会貢献ゲーム『PicTrée』、新潟市でカーブミラー撮影ミッション開始

株式会社Digital Entertainment Assetは、市民参加型社会貢献ゲーム「PicTrée(ピクトレ)」の新ミッションを新潟県新潟市で開始すると発表した。
市民がカーブミラーを撮影し、都市部のインフラ点検に参加できる取り組みとして、1月9日から展開する。
新潟市でカーブミラー撮影ミッションを開始
8日、株式会社Digital Entertainment Assetは、市民参加型社会貢献ゲーム「PicTrée(ピクトレ)」の新ミッションを新潟県新潟市で「新潟市カーブミラー撮影ミッション in にいがた2km」を2026年1月9日から開始すると発表した。
本企画は、新潟市中心部の「にいがた2km」エリアを対象に、市民がスマートフォンでカーブミラーを撮影することで、インフラ点検に参加できる仕組みである。
本ミッションでは、164基のカーブミラーを対象に、全景やミラー表裏、ステッカー、根本部分など計5枚の撮影を求めている。
参加者は1基あたり30円相当の報酬コインを受け取れる。
ピクトレはインフラ設備の撮影を通じて、社会課題への参加を促すゲームとして展開している。
撮影可能時間は7時15分~18時30分とし、交通量の多い場所での撮影を控えることや私有地への無断侵入禁止などの注意事項を示した。
ピクトレはこれまで東日本エリアを中心に開催し、開催地域の住民やユーザーの協力を得ながら参加型社会貢献ゲームとして展開してきた。
今回のミッションではカーブミラーを対象とする一方、将来的には道路、公園遊具、防災設備など、さまざまなインフラへの展開を検討しているという。
都市部で試される市民参加型インフラ点検の持続性
本ミッションの最大のメリットは、新潟市中心部「にいがた2km」という都市機能が集積するエリアを対象に、短期間で面的なインフラ状況を把握できる点にあると考えられる。
人流と生活動線が重なる地域で市民参加型の点検が成立すれば、行政単独では拾い切れない細かな現場情報を効率的に補完できる可能性がある。
政令指定都市での実施実績は、今後の横展開を見据えた検証としても一定の説得力を持つだろう。
一方で、都市部ならではの課題も想定できる。交通量や通行人が多い環境下では、安全配慮を徹底しても現場ごとのリスク差を完全に解消することは難しいとみられる。
また、看板や建物、植栽による視界遮蔽など撮影条件のばらつきが大きく、収集データの均質性や精度をどう担保するかは継続的な検討が必要になるだろう。
今後は、こうした課題を踏まえつつ、都市部インフラ点検の補完策として定着するかが焦点となりそうだ。
その鍵を握るのがゲーム性の設計だろう。
点検行為を過度に作業化せず、達成感や参加の可視化を適度に組み込めれば、継続的な市民参加を促す仕組みとして機能する可能性がある。
日常の延長線上でインフラ保全に関わるモデルへ発展する展開も考えられそうだ。
Digital Entertainment Asset ニュースリリース
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