Web会議を直接録音するAI議事録「Plaud Desktop」正式リリース

2026年1月7日、AI議事録ソリューションを提供するPlaudは、Web会議の音声をPC上で直接録音できる「Plaud Desktop」を正式に公開した。
会議を自動検知し、録音ボットを介さずに音声取得から文字起こしまでを行う。
Web会議を自動検知、ボット不要の録音に対応
Plaudは7日、PC上で行われるWeb会議やオンライン音声を直接録音できる「Plaud Desktop」を公開した。
従来のように会議へ録音ボットを招待する方式ではなく、デスクトップ上のシステム音声をキャプチャする設計を採用している。
会議開始を自動検知し、ワンクリックで録音を開始できる点が特徴となる。
対応するのはZoomやMicrosoft Teams、Google Meetといった主要なWeb会議ツールに加え、ブラウザ上のオンラインセミナーや研修動画など、PCから出力されるあらゆる音声だ。
録音後は即座に文字起こしが行われ、要約や検索、ノート化まで一連の工程をAIが担う構造となっている。
また、会議中の音声だけでなく、共有資料や画面をスクリーンショットとして同時に保存し、重要な場面をハイライト指定できる点も特徴だ。
音声と視覚情報を統合して解析することで、振り返りやすい議事録の生成を狙う。
※マルチモーダル入力:音声・画像・テキストなど複数の形式の情報を同時に扱い、文脈を統合して解析するAIの処理方式。
AI議事録、利便性と信頼性の分岐点
Plaud Desktopのメリットは、Web会議の音声取得を特別な操作とせず、日常業務の流れに溶け込ませた点にあると考えられる。
録音ボットを介さずPC上の音声を直接扱える設計は、突発的な会議や社外との打ち合わせでも使いやすく、議事録作成を「後処理」から「同時進行の業務」へ近づけたと言えそうだ。
一方で、OSレベルで音声を扱う仕組みは、利便性と引き換えに心理的な抵抗を生む可能性がある。
操作時のみ録音する配慮があっても、同意取得や社内ルールが曖昧な環境では導入が進みにくい局面も想定できる。
また、AI要約の精度が業務判断に影響する場面では、責任の所在が課題として浮上し得る。
今後、AI議事録は単なる記録ツールから、会議データを横断的に活用するナレッジ基盤へ進化していくとみられる。
Plaud Desktopが示した自動取得と再利用の流れは、その方向性を具体化した例と位置付けられそうだ。
定着の鍵は技術力だけでなく、修正のしやすさや説明責任を含む運用設計にあるだろう。
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