ChatGPTが総合首位、Geminiが急伸 note発表「生成AI基盤モデルランキング2025」

noteは投稿データを基にした「生成AI基盤モデルランキング2025」を発表した。
総合1位はChatGPT、急上昇1位はGeminiとなり、生成AIの評価軸がツール単位から基盤モデル単位へ移行している実態が示された。
ChatGPTが総合1位、Geminiが急上昇で存在感
noteは18日、note上に投稿された生成AI関連記事を対象に、投稿数や閲覧数などを複合的に分析したランキングを公表した。
総合ランキングではChatGPTが1位を獲得し、文章生成にとどまらず、画像や音声、業務文書作成まで幅広く対応する汎用性が高く評価された。
2位のGeminiはGoogle Workspaceとの親和性を強みに、業務インフラに近い位置づけで活用が進んでいる点が特徴とされる。
3位にはStable Diffusionが入り、ローカル環境運用や追加学習によるカスタマイズ性から、画像生成分野で根強い支持を維持した。
背景として、2025年に入り「どのAIツールを使うか」ではなく、「どの基盤モデル(※)を用途別に選ぶか」という視点が広がっている点がある。
実際、note上の「#生成AI」投稿数は前年同期比で約4.8倍に増加しており、利用者ひとりひとりの経験にもとづく投稿が増加していることがうかがえる。
※基盤モデル:文章や画像、音声、動画などの生成処理を担う土台となる大規模AIモデル(およびそれを中核に据えたサービス群)を指す。GPTやGemini、Stable Diffusionなどが代表例。
生成AIは「選ぶ時代」から「設計する時代」へ
本ランキングにより、生成AIの価値判断が話題性や機能数ではなく、実運用に耐える基盤モデルへと重心を移しつつあることが可視化されたと言える。
ChatGPTやGeminiが支持を集めた背景には、業務や創作を横断して使える汎用性や拡張性があり、利用者の実体験が集合知として蓄積された点も信頼性を高めた要因と考えられる。
一方で、基盤モデル中心の評価が定着すれば、選択の難易度は高まる可能性がある。
思想や制約、コスト構造を十分に理解しないまま導入すれば、運用負荷や期待との差が生じる恐れも否定できない。
特定モデルへの依存は、将来的な仕様変更や価格改定の影響を受けやすく、万能解が存在しない点は課題として残りそうだ。
今後は、優劣を競う段階から、目的に応じて基盤モデルを組み合わせる設計力が問われる局面へ移行すると見込まれる。
企業では業務別の複数モデル併用、個人では用途別の使い分けが進む可能性が高い。
その中で、評価指標や選定ガイドラインの重要性は増し、生成AIは戦略的に運用すべき資産として位置づけられていくだろう。
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