電通デジタル、Shopify Partner of the Year 2025 Japan受賞 「AI×Commerce」で評価

電通デジタルはShopify Japan主催の「Shopify Partner of the Year 2025 Japan」において、「Inspiring Partner of the Year」を受賞した。
AI×コマース領域でのソリューション開発や情報発信の取り組みが評価された。
電通デジタル、AI×コマースで表彰
電通デジタルは16日、Shopify Japan株式会社が主催する「Shopify Partner of the Year 2025 Japan」において、「Inspiring Partner of the Year」の受賞を発表した。
本アワードは、Shopifyのパートナーエコシステムにおいて顕著な成果を上げ、日本国内のマーチャントの事業成長に貢献した企業を表彰する制度である。
なかでも同賞は、「AI × Commerce」の分野で新たな価値を提示し、Shopifyの可能性を広く発信したパートナーに贈られる位置付けとなる。
同社はこれまで、Shopifyパートナーとしての活動に加え、Shopify ExpertsおよびShopify Plus Partnersとして、Shopifyを活用したEC事業の統合的な支援を行ってきた。
今回の受賞について同社は、従来の支援に加え、「AI×Commerce」領域でのソリューション開発・提案や情報発信により、エコシステム全体に刺激を与えた功績が評価されたとしている。
AI活用が問う、コマース支援モデルの進化
電通デジタルの取り組みが評価されたことは、国内コマースにおいてAI活用が補助的な手段ではなく、事業競争力の根幹として捉えられ始めている点にあるとみられる。
AIを前提とした設計や運用モデルが評価対象となったことで、ECは単なる販売チャネルから、データを軸に成長を描く経営基盤へと位置付け直されつつあるようだ。
一方で、AI活用を本格化させるには、データ基盤の整備や専門人材の確保、継続的な運用改善が不可欠となるだろう。
こうした投資や体制構築には時間を要するため、企業規模やリソースの差が成果の差として表れやすく、競争力の二極化が進む可能性も否定できない。
今後は、AI活用の成熟度がパートナー選定や事業評価の重要な判断軸として定着していくと考えられる。
短期的には業務効率化や分析高度化が進み、中期的にはAI前提のコマース運営が一般化するだろう。
その過程で、戦略から実装・運用までを一貫して担える支援モデルの重要性は、さらに高まっていくかもしれない。
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