トレードログ、Web3×AIゲーム×VCで脱炭素米の購買体験を進化

AIゲームとブロックチェーン技術を組み合わせ、「買って、遊んで、食べる」を通じた新たな環境参加体験を創出する。
AIゲームとVCで広がる脱炭素体験 現実の受取とデジタル体験を両立
5日、トレードログ株式会社は、JR東日本グループ各社などと共同で、脱炭素米をテーマにしたWeb3プロジェクト「Tohoku RICE TOKEN」SEASON 2を開始した。
本プロジェクトは、「デジタルとクリエイティブの力で“買うこと”を脱炭素アクションへつなげる」をコンセプトに展開されている「Tohoku RICE TOKEN」の第2弾である。
SEASON 2では、温室効果ガス削減に寄与するバイオ炭で育てた「脱炭素米」を購入すると、AIゲームがセットで楽しめる。
ユーザーは購入後、毎週追加される最大8本のミニゲームを通じて、継続的に遊びながら環境貢献を体感できる仕組みだ。
開発の特徴は、AIによる自動生成と人のクリエイティブを組み合わせた“ハイブリッド開発”にある。
議事録をAIに読み込ませ、出力を人の手で磨くという往復を重ね、AIが主体的に制作したミニゲーム群を実装した。
また、これとは別に、開発の大部分をAIが担ったお米育成ゲーム「KOME GAME」も提供している。
さらに、受取時の認証にVC(※)を導入。購入者はVCを提示するだけで、WeWork各拠点で脱炭素米をスムーズに受け取れる。
VCの発行・運用基盤には、Recept社の「proovy」を採用し、実際の引き渡しを通じてDID/VCの社会実装知見を蓄積する狙いである。
※VC(Verifiable Credentials):個人や組織に関する情報を、改ざん耐性のある形で提示・検証できるデジタル証明情報。
「環境×AI×Web3」が描く次世代の参加型エコシステム
「Tohoku RICE TOKEN」SEASON 2の最大のメリットは、AIとWeb3技術を通じて「環境活動を楽しみながら続けられる体験」に転換した点だろう。
消費行動を通じて脱炭素に貢献できる仕組みは、従来の啓発型キャンペーンとは一線を画すものであり、トレードログは参加者が主体的に行動を継続しやすい環境を整えているとみられる。
さらに、VCによる認証設計は透明性と信頼性を高め、デジタル体験と現実社会を結ぶ新たな価値連鎖を生み出す可能性を秘めていると言える。
一方で、AI生成要素を取り入れることで、コンテンツの質や一貫性にばらつきが生じるリスクも否めない。
加えて、VCに関連する個人情報の取り扱いやトークン設計に対する理解不足が、一般ユーザーの参入障壁となる懸念もある。
技術的な先進性を社会実装にまで落とし込むには、ユーザー教育や運用コストの最適化が課題となりそうだ。
今後は、地域特性や消費者行動を反映したAI生成コンテンツを通じて、体験価値の深化が進むとみられる。
特に、地方創生やカーボンクレジット市場との連携が実現すれば、Web3技術の社会的意義を示す成功例となる可能性が高い。
こうしたモデルが確立すれば、地域経済や環境政策への波及も期待できそうだ。
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