バリュークリエーションがビットコインを再購入 6.239BTCを取得

2025年11月7日、マーケティング・不動産DX企業であるバリュークリエーションが、ビットコイン(BTC)の再購入を実施したと発表した。
同社は10月に全保有分を売却していたが、同月16日に総額1億円のビットコイン再購入を決議しており、今回の取得はその決議に基づくものだ。
バリュークリエーション、1億円超で6.239BTCを新規取得
バリュークリエーションは10月6日に保有していた6.16399BTCを売却し、その後の開示で「1億円規模での再購入を予定する」と示していた。
今回の取得は、この方針に沿ったものとなる。
11月7日の取引において同社は1億2万5,090円を投じ、6.239BTCを取得した。
平均取得単価は1,603万2,231円と開示されている。
同社は、次の事業投資までの間、余剰資金をビットコインなどで一時的に運用する方針を示しており、必要に応じて換金して事業資金に充てる考えを明らかにしている。
同社はこれまでに2度、ビットコインの全量売却を行っている。
短期的な暗号資産投資は、これまでの運用方針に沿った対応として位置づけられる。
ビットコイン再購入がもたらす収益機会とリスク
同社が再びビットコインを取得した背景には、余剰資金を機動的に運用し、収益機会の拡大につなげたい考えがあるとみられる。
ビットコインは流動性が高いため、相場の変動をうまく捉えれば短期的なリターンを狙える可能性がある。
必要なタイミングで現金化しやすい点も、財務戦略上の柔軟性につながりそうだ。
一方で、暗号資産特有の価格変動リスクは依然として重いと考えられる。
保有するタイミング次第では評価損が発生し、業績に振れ幅を生む懸念も残る。
特に企業財務においては、ボラティリティが中長期的な安定性を揺さぶるおそれがあるため、今後は売買方針と内部管理体制の強化がより重要になりそうだ。
今後は、同社がどの局面で売却判断を下すか、事業計画と市場動向をどう結びつけるかが焦点となるだろう。
相場上昇を捉えられれば資本効率の改善につながる一方、急落局面ではポートフォリオ全体へ影響が波及する可能性も否めない。
バリュークリエーションの運用方針が財務戦略にどのような成果をもたらすか、引き続き注視したい。
バリュークリエーション「(開示事項の経過)暗号資産(ビットコイン)の追加購入に関するお知らせ」
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