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    東大、AI・宇宙分野で2学部新設構想 卓越大認定で起業型人材育成へ

    2025年10月12日、東京大学が人工知能(AI)や宇宙開発などの先端技術分野で起業を志す人材を育成するため、2つの新学部を設ける構想を立てていることが報じられた。
    政府の「国際卓越研究大学(卓越大)」に認定された場合、年数百億円規模の助成金を活用して設置を目指すという。

    目次

    AI・宇宙・量子を横断する新学部構想 2026年度開設へ準備進む

    東京大学は、AIや宇宙開発、半導体、量子科学、ロボット工学などの先端分野を横断的に学ぶ「ディープテック(※)学部」と、コンピューター科学を専門とする「コンピューティング学部」(いずれも仮称)の新設を検討している。
    2026年度の設立を予定し、2031年度には学生が進路として選択できるようにする見通しだ。

    両学部の定員は約400人で、講義は英語で実施される。
    東大全体の定員を維持したまま、既存の工学部などの配分が見直される見込みだ。
    学生が学部間を自由に移動できる仕組みを導入し、急速に変化する技術分野に柔軟に対応できる教育体制を整えるという。

    先端技術を基盤とする経営学修士(MBA)課程の新設も計画されており、2033年に本格開講が目指されている。


    なお、東大はデザイン思考を重視した「カレッジ・オブ・デザイン」も2027年に開設予定である。

    ※ディープテック:AI、量子、バイオ、ロボティクスなど、自然科学の研究成果に基づく技術で、社会実装によって国や世界の経済・社会課題を解決し得る潜在力を持つ技術。

    「知の循環」で社会変革へ 東大が描く未来型大学モデル

    東大の新学部構想は、単なる組織拡張ではなく、研究・教育・産業を横断する「知の循環モデル」を形成する起点となりそうだ。
    今後は、研究室で生まれた技術を起業や政策提言へと結びつける教育プログラムが整備され、学生が「学びながら社会を変える」ための実践の場を得られる可能性が高い。
    特にAIや量子技術、宇宙開発といった領域では、グローバル企業や海外大学との連携が加速し、国境を越えた研究ネットワークが形成されるだろう。

    一方で、制度設計には慎重さが求められる。柔軟な教育制度や資金配分が伴わなければ、理念倒れに終わるかもしれない。
    今後の鍵は、研究成果をどれだけ迅速に社会実装へと転換できるかにかかっていると考えられる。
    2030年代には、東大モデルを基盤とする新たな大学連携やディープテック起業の波が国内外に広がり、日本の高等教育が「産業創出の母体」として再定義される可能性もある。
    もしこの構想が実を結べば、東大はアカデミアの枠を超え、未来社会を設計する実践的知の拠点として位置づけられるだろう。

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