リミックスポイント、ビットコイン保有1,368BTC超 暗号資産で企業財務を強化

2025年10月6日、東証スタンダード上場のリミックスポイントが、ビットコイン(BTC)の追加購入を発表した。
3億3,000万円で18.53932584BTCを取得し、総保有数は約1,368BTCに拡大。企業としてのBTC蓄積方針を一段と強化する動きとなった。
BTC保有量で世界42位に 財務戦略を中核に据えた提携も進展
リミックスポイントは10月3日付で3億3,000万円を投じ、1BTCあたり平均1,780万円で18.53932584BTCを追加取得した。
これにより総保有数は1,368.80814738BTC、平均取得単価は1,507万1,506円となった。
同社はBTCを長期保有資産として位置づけているとみられ、国内外の上場企業の中でも上位水準となる世界42位(10月8日時点)の保有量を記録している。
同社はビットコイン以外の暗号資産の保有状況も公表している。
6月15日時点では、イーサリアム(ETH)が901.44672542ETH、ソラナ(SOL)が13,920.07255868SOL、エックスアールピー(XRP/リップル)が1,191,204.799501XRP、ドージコイン(DOGE)が2,802,311.99657DOGEと報告されていた。
決算業績面では、2026年3月期第1四半期決算で売上高64億9,400万円(前年同期比50.8%増)、営業利益17億4,100万円(同3,137.4%増)と大幅な伸びを示した。
また同社は9月30日、SBI VCトレードから取引・保管・運用支援を受けることを発表した。
BTC財務のリスクと可能性 リミックスポイントが挑む次の経営ステージ
リミックスポイントのBTC保有拡大は、今後の企業財務における新たな潮流を示すものだと考えられる。
SBI VCトレードとの連携を軸に、取引・保管・運用の一体化を進めることで、BTCを単なる投機対象ではなく「長期的価値を持つ資産」として位置づけつつあるとみられる。
今後は、BTCを活用したキャッシュマネジメントや、金融派生商品を通じたリスクヘッジなど、より洗練された運用戦略に踏み出す可能性もあるだろう。
一方で、BTC価格のボラティリティが財務指標に与える影響は引き続き大きく、資産評価の変動が株主還元方針や投資判断に波及する懸念も残る。
したがって、同社がどのようにヘッジ戦略や開示方針を整備していくかが、上場企業としての信頼性を左右する局面になると考えられる。
将来的には、リミックスポイントの動きが「BTCを財務資産として保有する企業モデル」の国内標準化を後押しする展開も想定できる。
企業が暗号資産をどのように会計・ガバナンスに組み込むかは、今後の資本市場の方向性を占う試金石となるだろう。
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