Phi、PHIトークンを10月10日発行 オンチェーンアイデンティティをBaseで展開

2025年10月1日、オンチェーンアイデンティティを構築するプラットフォーム「Phi(ファイ)」は、ガバナンストークン「PHI」を10月10日にローンチすると発表した。
取引はイーサリアムのレイヤー2ネットワーク「Base」上のDEX「Aerodrome」でのみ開始され、段階的な市場展開を志向している。
オンチェーンID構築Phi、PHIトークンを正式発表
Phiは、オンチェーントランザクションを基盤にデジタルアイデンティティを形成できるWeb3プラットフォームである。
同社はユーザーが、過去・現在の両方を反映した永続的なオンチェーンペルソナを構築できる仕組みを提供することを目指しており、これまで「Phi land」「Phi Protocol」「Phi Board」「Board Coins」などを開発してきた。
これらの機能により、クレデンシャル作成からアイデンティティ表現、トークン化までを包括的に行えるという。
10月10日のトークン生成イベント(TGE)はUTC12:00に実施される予定で、総供給量10億トークンのうち、コア貢献者18.0%、支援者13.6%、流動性5.0%、遡及的エアドロップ(3年間)に9.2%、コミュニティインセンティブ(3年間)に12.8%、財務41.4%が割り当てられる。
第1弾エアドロップでは総供給量の3.2%が配布予定で、スナップショットはTGE直前の来週に予定されている。
なお、当初9月末を予定していたTGEは関係者との調整に時間を要し、準備期間を2週間延長して実施日時の決定に至った。
Phiは2022年1月に辻周悟氏(Shugo)とZak氏らによって設立されたプロジェクトで、CEOの辻氏は独立系VC「F Ventures」での経験を経て米国で創業した。
PHIローンチが示す展望 分散型市場形成の試金石に
今回のPHIトークン発行は、CEX(中央集権型取引所)上場を避け、DEX(分散型取引所 ※)のみで流通を開始する点が特徴的だ。
これは中央集権的な管理を排除し、初期段階からコミュニティ主導の市場形成を志向していることを意味するだろう。
公平性と透明性を担保するアプローチは、Web3の理念に忠実な試みといえる。
一方で、DEXのみでの取引開始は、流動性やユーザー獲得の面で課題を抱える可能性もある。
流通量が限定されれば価格変動が激しくなり、投資家にとってリスク要因となり得る。
また、トークノミクスの詳細やロック解除スケジュールが未発表である点も市場の不確実性を残しているだろう。
とはいえ、オンチェーンアイデンティティを基盤としたプロジェクトはWeb3領域でも希少であり、ユーザーが「自らのデジタル存在」を永続的に表現できる点は、新たな価値を生み出す可能性を秘める。
ガバナンストークンがその中核を担うことで、今後はエコシステム全体の自律的な発展とグローバルでの注目度上昇につながるだろう。
※DEX:Decentralized Exchange(分散型取引所)の略称で、中央管理者を介さずに暗号資産を取引できる仕組み。ブロックチェーン上のスマートコントラクトによって運営される。
PHI公式X (旧Twitter)記事:https://x.com/phi_xyz/status/1973132782965760399
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