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    暗号資産決済スラッシュペイメント 事業譲渡でNodex Payへブランド移行

    2025年9月29日、シンガポール拠点のスラッシュビジョン(SLASH VISION)は、暗号資産決済サービス「スラッシュペイメント(Slash Payment)」をケイマン諸島法人ノデックス・グローバルへ譲渡すると発表した。
    サービスはすでに「Nodex Pay」へ移行している。

    目次

    スラッシュペイメントがノデックスペイに移行

    スラッシュは今回、暗号資産決済サービス「スラッシュペイメント」をノデックス・グローバルに譲渡することを明らかにした。
    譲渡日は2025年10月31日を予定しており、すでに「ノデックスペイ(Nodex Pay)」として提供が開始されている。

    ノデックスペイでは、スラッシュペイメントと同等の決済体験が維持されており、従来の導入事業者は新しい管理画面から決済データを引き続き閲覧できる。
    また、メールアドレスでログインしていた利用者は、スラッシュが提供するポータルサイト(Slash Vision Portal)でのエクスポートや移行手続きが必要となる。

    スラッシュは暗号資産やステーブルコインをセルフカストディ方式(※)で活用できるクリプトクレジットカード「SlashCard」の提供を予定しており、今回の事業譲渡はサービスの高度化とグローバル展開を意識した布石とみられる。

    同日には東証グロース上場企業イオレとの資本業務提携も発表され、暗号資産レンディングを中心とするイオレの金融サービスと、スラッシュのセルフカストディ型ウォレットやステーブルコイン対応カードとの連携が構想されている。

    ※セルフカストディ方式:利用者自身が秘密鍵を管理し、第三者に依存せず暗号資産を保有・利用できる仕組み。
    セキュリティ面で利点がある一方、利用者責任が大きい特徴を持つ。

    事業譲渡の利点と課題、今後の展望

    事業譲渡により、スラッシュは自社が注力する「SlashCard」や金融事業との連携強化に経営資源を集中できる環境を得たとみられる。
    一方、ノデックスペイは既存利用者と加盟店ネットワークを引き継ぐことで、短期間での市場浸透を進めやすい立場にあると考えられる。
    既存事業者にとっても決済機能が維持されるため、利用継続の安心感を確保できる点はプラスに働くだろう。

    ただし、利用者には移行手続きやログイン方法の変更といった負担が発生し、短期的には混乱を招く可能性がある。
    また、ブランド変更後の認知拡大や、既存ユーザーの信頼維持は不可欠な課題となるだろう。

    将来的には、イオレとの連携を軸とした金融事業の拡張が進展すれば、暗号資産決済、レンディング、さらにはステーブルコイン対応クレジットカードを組み合わせた新しいWeb3金融サービスが登場する可能性がある。
    規制環境の変化や利用者ニーズの多様化に対応できるかが、成長戦略の成否を分ける局面に入ったといえる。

    Slash Fintech プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000113938.html

    関連記事:米コインベース、AIと暗号資産を直結 新決済プロトコル「Payments MCP」
    https://plus-web3.com/media/latestnews_1000_5300/

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