アップル iOS 26公開 Liquid GlassとAIライブ翻訳搭載

2025年9月16日、米アップルは最新モバイルOS「iOS 26」を日本を含む各国で公開する予定だ。
対象はiPhone 11以降とiPhone SE(第2世代以降)で、新たなUIデザイン「Liquid Glass」やApple Intelligenceによるライブ翻訳機能を搭載する。
iOS 26が登場 Liquid Glassと翻訳機能を実装
アップルは16日、無料アップデート「iOS 26」を提供する。
今回の特徴は、統一感を重視した「Liquid Glass」デザインにある。
ロック画面やホーム画面、コントロールセンターに至るまで、ガラスの透明感と流動性を強調したデザインが採用された。
複数アプリをまたぐ体験の一貫性が高まり、操作感の刷新につながると見られる。
Apple Intelligenceはさらに強化され、「ライブ翻訳」に対応した。
メッセージアプリでは受信テキストを自動翻訳し、FaceTimeでは会話内容をリアルタイム字幕として表示する。
電話アプリでは相手の発話を翻訳し音声で読み上げる機能も備える。
AirPods Pro 3を組み合わせれば異言語の会話を逐次翻訳し、イヤホンから聞き取れる。
自身の発話はiPhone上に翻訳テキストで表示される仕組みだ。
対応言語は現時点で英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語で、日本語は年内追加予定とされる。
加えて、Image Playgroundやビジュアルインテリジェンスなど既存機能も進化した。
電話アプリでは着信スクリーニングや保留アシストにより、不要な電話の判別や応答代行が可能になる。
また、AirPodsによるビデオ録画のリモート操作なども盛り込まれた。
翻訳精度とプライバシーが焦点 iOS 26が直面する課題
iOS 26は、アップルの次世代戦略を占う試金石となりそうだ。
UI刷新「Liquid Glass」は操作性を直感的にし、アプリ間の行き来を滑らかにする効果が期待できる。
また、Apple Intelligenceを基盤とするライブ翻訳はAirPods Pro 3との連携で対面会話を補助し、国際交流のあり方を変える可能性がある。
OSそのものが「アシスタント化」へ向かう流れを示していると考えられる。
ただし、翻訳機能の日本語対応が遅れる点や、精度が通信環境や学習データに依存する点は懸念材料となりそうだ。
誤訳が残れば、ビジネスや会議での信頼性を損ないかねない。
さらに音声・テキスト処理に伴うプライバシー問題も避けられないと予測できるため、アップルの透明性が評価を左右することになるだろう。
今後Apple Intelligenceが進化し、多言語対応が広がれば、競争力は一段と高まるとみられる。
逆に改善が遅れれば期待は萎み、競合に主導権を奪われる可能性もある。
総じて、iOS 26は利便性とリスクを抱えながらも、エコシステム全体を進化させられるかどうかを試すための分岐点になるだろう。
Apple iOS紹介ページ:https://www.apple.com/jp/os/ios/
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