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テザー、5つのブロックチェーンでUSDT償還を停止へ 9月1日から段階的凍結開始

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2025年7月11日、ステーブルコイン「USDT」を発行するテザー社は、アルゴランドやビットコインキャッシュなど5つのブロックチェーンにおいて償還サービスを9月1日で終了すると発表した。
対象トークンは凍結され、以降はサポート対象外となる。

利用低迷の5チェーンで償還停止とトークン凍結へ

テザー社は、USDTを展開している一部ブロックチェーンでの償還とサポートを停止する方針を明らかにした。
今回対象となるのは、アルゴランド、ビットコインキャッシュ、イーオーエス(EOS)、クサマ、オムニの5チェーン。
いずれも「レガシーチェーン」と位置づけられ、2025年9月1日をもって償還ができなくなるほか、残存するトークンは凍結される。

テザーのパオロ・アルドイノCEOは声明で、「レガシーチェーンのサポート終了により、より高いスケーラビリティと開発者活動、コミュニティ参加を提供するプラットフォームに集中できる」と説明した。

実際、テザーは2023年時点でオムニ、クサマ、ビットコインキャッシュにおける新規USDT発行を停止しており、今回の償還終了はその延長線上にある。
発表と同時に、対象チェーン上でUSDTを保有するユーザーに対し、早期の償還対応を呼びかけている。

スリム化戦略の加速 他チェーンへ移行進む可能性も

今後、テザー社はUSDTの提供プラットフォームをさらに選別・集約していくとみられる。
今回の償還終了措置はその布石であり、低利用・非効率なレガシーチェーンから、高速・低コストな新興チェーンへの移行を一段と加速させる可能性がある。

この動きが、他のステーブルコイン発行体にも波及し、チェーンの選別・淘汰がより明確になる展開もあるだろう。
結果として、暗号資産市場では「どこでも使えるトークン」から「選ばれた環境で最適に使えるトークン」へのパラダイムシフトが進む可能性が高い。

一方で、償還終了によって資産移行を迫られる既存ユーザーの混乱も想定される。
特に技術リテラシーの低いユーザーや小口保有者にとっては、ブリッジ操作や新チェーンへの対応が大きな負担となりうる。

いずれにせよ、「選ばれるチェーン」の存在感が強まり、ステーブルコインのユースケースは技術的優位性と実用性に裏打ちされた方向へと再編されていくと考えられる。
その中で、テザーの判断は新たな業界基準の形成を先取りする動きとして注目できる。

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