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OpenAIが重視する採用基準 博士号より「好奇心」と「主体性」

2025年7月1日、米AI企業OpenAIの幹部が公開ポッドキャストで採用方針を明かした。
博士号の有無よりも、好奇心や自発性を重視する姿勢が特徴的だ。
ChatGPT開発の舞台裏も語られ、創造的な人材像が浮き彫りになった。

目次

OpenAI、技術力よりも人間的資質を重視

米OpenAIの幹部であるニック・ターレイとマーク・チェンは、同社の採用基準において、学歴やAIに関する専門教育の有無よりも「好奇心」と「主体性」を重視していると語った。

ポッドキャスト内でChatGPT部門責任者のターレイは、「最も重要なのは好奇心だ」と述べた。
また、ChatGPT自体が、部門横断の社員が主導したハッカソン的なプロジェクトから生まれた経緯にも触れ、既存の枠組みにとらわれない自由な発想力が成果につながると語った。

最高研究責任者(CRO)のチェンも、専門的なAI訓練をほとんど受けていないままOpenAIにリサーチ・レジデントとして入社したと述懐。
博士号の保有が採用の前提条件ではないとし、実際に社内には非博士号者も多数在籍しているという。

特に重視されているのが、自らの意思で課題を発見・判断し、行動に移す能力や姿勢「エージェンシー(agency)」という資質であり、「誰も対処していない課題に気づき、自ら解決へ動ける姿勢」が求められている。

専門外からの参入も AI業界の多様化が加速か

OpenAIが掲げる採用方針は、AI分野への新たな入り口を広げる可能性がある。
従来、最先端AI研究に参入するには博士号や論文実績が求められることが多かったが、OpenAIのように「人間的資質」を重視する企業が増えれば、業界全体の人材の多様性が高まるだろう。

今後は、芸術や人文学、教育など非技術系のバックグラウンドを持つ人材が、独自の視点や発想力を活かしてAI開発に貢献する場面が増えていくとみられる。
AIが社会とより密接に関わるなかで、技術以外の知見を持つ人材の価値は一段と高まると予測できる。

一方で、採用基準の抽象化により、選考が属人的になる懸念や、実務での技術的ギャップへの対応といった課題も表面化する可能性がある。
そのため、評価プロセスの透明性や、入社後の学習支援体制の整備が今後の焦点になるだろう。

とはいえ、ChatGPTのような製品が「部門横断×自発性」の成果であることを考えれば、AI開発の未来は「チーム力」と「多様性」にかかっているともいえる。
OpenAIの姿勢は、単なる採用戦略にとどまらず、業界の価値観そのものを変える兆しをみせている。

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