AOKI、ORIHICA来店予約に「ecforce check」導入 AIでECと店舗データ統合、顧客体験を再設計

株式会社SUPER STUDIOは、同社が提供するAIコマースプラットフォーム「ecforce」を基盤とする「ecforce check」が、AOKIの「ORIHICA」オンラインショップ来店予約ページに導入されたと発表した。
国内小売におけるAI活用型コマースDXの具体例となる。
AIで来店予約と顧客データを一元管理
2026年2月3日、「ecforce check」が、AOKIの展開するビジネスからフォーマル、カジュアルまで幅広く手がけるアパレルブランド「ORIHICA」のオンラインショップ来店予約ページに導入されたとSUPER STUDIOが発表した。
SUPER STUDIOが提供する「ecforce check」は、店舗予約とEC購入時に取得する顧客データを一元化する次世代型の店舗予約・顧客管理システムである。
オンライン上の予約情報を起点に、実店舗での接客、その後のEC利用に至るまでデータを連携させ、シームレスな顧客体験を実現する設計だ。
「ecforce check」の中核を担う「ecforce」は、コマースDXを推進するAIコマースプラットフォーム(※)である。
AI活用を前提とした設計を採用し、マーケティング最適化や販売チャネル強化に加え、AI駆動型のデータ活用から業務改善までを包括的に支援する仕組みを特徴とする。
2017年のサービス提供開始以来、約1,600を超えるコマース事業者のショップに導入されてきた実績がある。
ORIHICAでは、2025年8月25日に来店予約サイトをリニューアルしており、「ecforce check」の導入は予約データと購買データを統合し、店舗運営と接客精度を高めるための具体的な基盤強化策となる。
これにより、予約管理や店舗オペレーションの最適化を通じ、より快適な来店体験の提供を目指すとしている。
※AIコマースプラットフォーム:AI活用を前提に設計されたコマース基盤。顧客データの統合管理やマーケティング最適化、業務効率化などを支援し、企業のデジタル変革を推進する仕組みを指す。
ORIHICAオンラインショップ来店予約ページ:https://www.orihica.com/book_a_visit/
AI活用で変わる店舗オペレーション
AIを軸とした予約・顧客管理基盤の導入は、アパレル小売における接客のあり方を再定義する動きとなりそうだ。
オンラインと実店舗を分断せず、顧客行動を一連の体験として設計する思想は、今後の競争力を左右するものとなるだろう。
データが統合されることで、接客は属人的なスキル依存から、過去の購買履歴や来店履歴、商品提案の成約実績、顧客行動データなどを踏まえて進める提案型モデルへと進化していくはずだ。
顧客理解の精度が高まれば、商品を提供するだけにとどまらない体験価値の創出につながると考えられる。
また、AI基盤の整備は現場の意思決定スピードを引き上げ、組織全体の生産性向上を後押しする余地がある。
接客品質の平準化や再現性の確保が進めば、ブランド全体の体験設計がより戦略的に行える環境が整うだろう。
小売業においては、オンラインと実店舗を統合的に設計する動きが標準化しつつある。
AIを中核に据えたコマース基盤は、その流れを加速させる触媒となり、顧客との関係構築を長期的視点で再構築する契機になりそうだ。
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