KLabが8000万円でゴールドを追加購入 BTCは保有維持、デュアル戦略を段階実行

東証プライム上場のKLabが、ゴールドの追加購入を発表した。ビットコインと金を組み合わせる財務戦略「デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略」に基づくもので、今回は約8,000万円分の純金上場信託を取得した。ビットコインの新規取得は行われなかった。
純金信託2,955口を追加取得、BTCは22.45枚維持
同社は2026年2月9日、現物国内保管型の純金上場信託を2,955口購入したと発表した。取得総額は8,177万1,560円である。
これにより保有残高は1万1,635口へ拡大し、累計取得額は推定2億7,672万6,840円に達した。総額の1口あたりの単価は2万3,784円となる。
一方で、ビットコインの保有量は22.45828BTCのままであり、今回は追加取得を実施していない。
今回の取得は、2025年12月5日に公表された「デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略」に沿うものである。
この戦略は、発行上限を持つビットコインを「成長エンジン」、歴史的価値保存資産である金を「安定のアンカー」と定義し、性質の異なる二資産を組み合わせることで、インフレ耐性を高めつつ資産成長を目指す構想である。
KLabは、価格のボラタリティを踏まえ、一度に大量取得せず、時間分散で積み上げる方針を示していた。ビットコインと金の購入割合は6対4を目安としている。
分散戦略の利点と変動リスク、今後の焦点
「デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略」のメリットは、異なる値動きを持つ資産を組み合わせて資産形成が行える点だろう。
暗号資産市場が拡大局面に入ればビットコインがリターンを牽引し、市場不安が強まる局面では金が価格の下支えとなる可能性がある。
企業財務におけるリスク分散の実践例として評価できる。
一方で、両資産とも価格変動リスクを内包する点は看過できない。
ビットコインは短期的な値幅が大きく、評価損益が業績に影響する可能性がある。
金も為替や金利動向に左右されるため、完全な安全資産とは言い切れない。
今後の焦点は、6対4という目安をどのように維持・調整するかにありそうだ。
段階取得が平均取得単価の安定化に寄与するかどうかは、市場環境と取得タイミング次第であろう。
本戦略が成功を奏せば、Web3と伝統資産を横断する財務モデルとして、他の企業にも波及するかもしれない。
関連記事:
KLabが2億円規模でビットコインとゴールドを追加購入 AI判断で進む財務戦略の転換

KLabのAIアイドル「ゆめみなな」始動 共創型MV公開でエンタメの作り方が変わる

KLab、ビットコインと金の購入開始 AIで市場意見を集約し投資判断












