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    ブラックストーンがアンソロピック追加出資 AI投資の主役が機関マネーへ

    2026年2月、米ブルームバーグが報じたところによると、米資産運用大手のブラックストーンがAI開発企業アンソロピックへの出資を拡大する。持ち分は評価額ベースで約10億ドルに達する見通しとなっている。

    目次

    ブラックストーン、AI投資を拡張

    関係者によれば、ブラックストーンはアンソロピックの資金調達ラウンド(※)の一環として約2億ドルを追加投資する方針だ。企業評価額は約3500億ドルに設定され、保有持ち分は現在の評価ベースで約10億ドル規模に拡大するとみられる。

    アンソロピックは対話型AIモデル「Claude」を開発する企業で、投資家需要の高まりを背景に当初100億ドルだった調達目標を大きく引き上げてきた。今回のラウンドではCoatue ManagementやGIC、Iconiq Capitalに加え、NVIDIA、Microsoftなどの戦略投資家が資金を拠出している。

    ※資金調達ラウンド:スタートアップが成長段階ごとに実施する資金調達の枠組み。企業価値や投資比率の指標として注目され、市場の期待度を測る材料となる。

    機関資金主導のAI競争の行方

    今回の追加出資は、AI分野の主導権がベンチャーキャピタル中心の構造から機関投資家へ広がりつつある流れを示す動きとみられる。長期資金の流入は研究開発の継続性を高め、インフラ整備や人材獲得を後押しする可能性がある。

    一方で、評価額の急騰は投資回収の不確実性を高める要因になり得る。収益化が想定より遅れた場合、巨額資金がリスクとして跳ね返る展開も想定される。AI開発は計算資源やデータ確保への投資負担が大きく、資本力が競争力を左右する構図が今後さらに強まると考えられる。

    今後はOpenAIを含む主要企業への資金集中が進み、技術開発と市場展開のスピードが加速する可能性がある。機関マネーの参入がイノベーションを促すのか、それとも寡占化を招くのか。AI産業は転換点に差しかかっているとの見方も出始めている。

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