クオンタムソリューションズ、ETH追加取得で保有数5,368枚に拡大

2026年2月4日、日本の上場企業で最大のイーサリアム保有数を持つクオンタムソリューションズが、ETHの追加取得を発表した。香港子会社を通じた購入により、総保有量は約5,368ETHに達した。
ETH保有DAT企業世界15位のクオンタム、保有数で国内首位
東証スタンダード上場のクオンタムソリューションズは2月4日、暗号資産イーサリアム(ETH)の追加取得を実施したと発表した。
連結子会社で香港法人のGPTパルススタジオが、1月15日から2月2日にかけて250ETHを純購入により取得している。取得額は68万8,017ドルに相当する。
同期間中には、ステーキング(※1)によって0.11ETHを新たに取得した。
これにより、同社のイーサリアム総保有量は2月2日時点で、ステーキングによる累計収入は0.37ETHを含み5,368.46ETHとなった。総取得額は2,031万8,732ドルで、平均取得単価は1ETHあたり3,784.83ドルとされている。
取得資金には、2025年10月14日に発行した第13回・第14回新株予約権および第4回無担保転換社債による調達資金が充当された。
同社は今後も、イーサリアムを中心としたデジタル資産の戦略的取得を継続する方針を示している。
一方で、GPTパルススタジオは1月にETH800枚とBTC6.5枚を売却しており、これに伴い2026年2月期第4四半期に暗号資産の売却益を計上する予定だ。
2月5日時点では、同社はETH保有DAT(※2)企業として世界15位、国内保有数では首位に位置付けられている。
※1 ステーキング:暗号資産を保有・預託することでネットワーク運営に参加し、報酬を得る仕組み。
※2 DAT(デジタル資産トレジャリー):企業が財務戦略の一環として暗号資産を保有・運用する考え方。
ETH戦略がもたらす成長期待と価格変動リスク
クオンタムソリューションズの動きは、日本企業におけるデジタル資産活用が新たな段階に入ったことを示唆している。イーサリアムはWeb3や分散型アプリケーションの基盤として利用が広がっているため、長期保有による価値上昇やステーキング収益が期待できる点は大きなメリットとなるだろう。
一方で、暗号資産は価格変動が激しく、評価額の変化が業績や財務指標に影響を与えるリスクも抱える。同社が売却を通じて利益計上を予定している点は、価格変動を前提とした柔軟な運用姿勢の表れと言える。
今後、同様の戦略を採用する国内上場企業が増えれば、暗号資産を財務に組み込む動きが一般化する可能性がある。
その一方で、市場環境や規制の変化次第では慎重な対応を迫られる場面も想定される。
クオンタムソリューションズの取り組みは、日本企業における暗号資産戦略の試金石となりそうだ。
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