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    LINEで公共ライドシェア配車 北海道・芽室町で地域交通の使い方が変わる

    2026年2月2日、NearMeは北海道芽室町で始まる公共ライドシェアに対応し、LINEを活用した配車サービスの提供を開始したと発表した。こばとハイヤーと連携し、住民が身近なアプリから移動を手配できる環境を整える。

    目次

    LINE起点でタクシーとライドシェア統合

    NearMeは、こばとハイヤーのLINE公式アカウントを通じて配車依頼を受け付け、需給状況に応じてタクシーまたは公共ライドシェアのドライバーを手配する仕組みを導入した。利用者は乗車人数や出発時間を入力するだけで仮予約ができる。

    配車エリアは芽室町全域(一部地域除く)で、運行期間は2026年2月2日から3月22日まで。料金は走行距離に応じて事前に確定し、オンライン決済やキャッシュレス支払いに対応する。

    背景には、人口減少や高齢化、ドライバー不足による交通空白の拡大がある。特に夜間は移動手段の確保が難しく、生活インフラとしての交通維持が課題となっていた。タクシーと公共ライドシェアを同一の導線に統合することで、供給不足の時間帯やエリアでも移動需要に対応する狙いがある。

    NearMeはこれまで、AIによるルーティング最適化を活用した移動サービスを各地で展開してきた。今回の取り組みは、地域交通をデジタルで束ねるMaaS(※)の一環として位置付けられる。

    ※MaaS:複数の交通手段をデジタル上で統合し、検索・予約・決済まで一体化する概念。利用者は単一のサービスから移動を手配でき、地域交通の効率化や利便性向上が期待される。

    利便性向上と持続性の分岐点

    LINEを入口とする配車は、住民が新たなアプリを覚える必要がなく、高齢者を含む幅広い層にとって利用のハードルを下げる可能性がある。タクシーとライドシェアを状況に応じて切り替える仕組みは、地域全体で移動の受け皿を確保する現実的な解として評価される可能性がある。

    一方で、ドライバー確保や運行コストの最適化が進まなければ、サービスは実証段階にとどまる可能性もある。需要が限られる地域では採算性の確保が課題となる可能性があり、継続運用には自治体支援や制度整備が重要になるとみられる。

    今後は、同様のモデルが他地域へ広がるかが注目点となりそうだ。生活に密着したデジタル接点と公共交通を組み合わせる動きは、地方の移動課題解決の標準形となる可能性がある一方、持続的なビジネスとして成立するかどうかが普及の分岐点になるとみられる。

    プレスリリース

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