サーバーワークスがAnthropicと提携 Claudeを正規商流で国内展開

アマゾンウェブサービス(AWS)プレミアティアサービスパートナーのサーバーワークスが、米AI企業Anthropicとのリセラー契約締結を発表した。
Amazon Bedrock経由で生成AI「Claude」を提供し、日本企業向けの導入支援を本格化させる。
サーバーワークス、Claudeの再販と導入支援を開始
サーバーワークスは2026年2月3日、Anthropic認定リセラーとして「Claude in Bedrock, powered by Anthropic」の全モデルを正規商流で再販すると発表した。
提供はAWSの生成AI基盤であるAmazon Bedrock(※)を通じて行われ、ライセンス提供と同時にセキュアな導入支援が開始される。対象は日本企業であり、業務利用を前提とした展開となる。
本件の背景には、企業のDX推進において生成AI活用が不可欠となる一方、ライセンスの正当性やデータプライバシー確保が課題となってきた事情がある。
そこでサーバーワークスは、高い日本語処理能力と安全性から注目を集めてきたClaudeを日本企業が安心して利用できる環境を整備するため、本契約を締結した。
同社はAWS専業インテグレーターとしての実績を生かし、RAG構成の設計や既存システムとの連携を含む導入支援を提供する。
インフラ構築からアプリケーション実装までを一貫して支援する点が特徴だ。
※Amazon Bedrock:AWSが提供する生成AI向けフルマネージドサービス。複数のAIモデルを安全に利用でき、企業データが外部学習に使われない設計を採用している。
生成AI活用を後押しする一方、設計力が成否を分けるか
今回の提携により、日本企業はClaudeを正規ルートかつガバナンスを担保した形で導入できるようになるだろう。
特に大企業や金融機関では、利用状況の可視化やアクセス制御を前提とした運用が可能となり、生成AIの本格活用が進む可能性が高い。
また、導入リスクの低減とスピードの向上もメリットとして挙げられる。
検証段階にとどまりがちだった生成AIが、業務システムの一部として実装されやすくなる展開も想定できる。
一方で、高性能モデルの利用コストや特定基盤への依存が高まる点には注意が必要そうだ。
今後は、生成AIを「使える状態」にするだけでなく、どの業務にどう組み込むかという設計力が競争力を左右すると考えられる。
サーバーワークスとAnthropicの提携は、日本企業の生成AI活用を次の段階へ押し上げる契機となりそうだ。
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