Pacific Metaがキリフダを子会社化 ブロックチェーン支援を一気通貫で強化

2026年2月3日、国内ブロックチェーンコンサルティング企業の株式会社Pacific Metaは、キリフダ株式会社の発行済み株式の一部を取得し、連結子会社化したと発表した。
日本国内におけるブロックチェーン事業支援体制の高度化を狙う動きとなる。
Pacific Meta、支援体制を拡張
今回の子会社化により、Pacific Metaは従来の事業構想・戦略設計に加え、開発・実装までを含む一気通貫の支援体制を確立した。これまで同社は、金融領域を中心にブロックチェーン活用の上流工程を担い、企業の新規事業やインフラ設計を支援してきた実績を持つ。
一方、キリフダはデータ分析に基づく事業開発力とシステム実装力を強みとし、金融やエンタメ、官公庁案件まで幅広い領域で実績を重ねてきた。
両社はこれまでも協業関係にあったが、今回の資本関係強化により、グループ全体で260社超の支援実績を有するブロックチェーンコンサルティンググループが形成される。
Pacific Metaはブロックチェーンについて、ステーブルコインやデジタル証券を中心に、実証段階から実運用へと移行しつつある市場環境だとの分析を示している。
法整備も進行する中、今後も伝統的な金融機関によるブロックチェーンの活用が進むと見込んでいる。
金融実装を追い風に成長加速も、統合運営が課題
本件は、国内企業がブロックチェーンを金融インフラとして本格活用する流れを後押しする動きと評価できる。コンサルティングから開発までを内製化することで、意思決定の迅速化や品質管理の強化が期待されるためだ。
特に金融領域では、法令対応やセキュリティ要件への高い理解が競争力を左右する可能性がある。
一方で、グループ拡大に伴う組織統合や人材マネジメントは中長期的な課題となり得る。キリフダの経営独立性を維持しつつ、どこまでシナジーを具体的な成果へ転換できるかが今後の焦点となるだろう。
ブロックチェーンの社会実装が進む中、Pacific Metaグループが日本市場を代表する存在へ成長できるかは、金融分野での実績創出と持続的な組織運営にかかっていると言える。
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