東京アプリ生活応援事業が始動 本人確認で都民に1万1000ポイント付与

2026年2月2日、東京都は公式アプリ「東京アプリ」を活用した生活応援事業を開始した。マイナンバーカードによる本人確認を行った都民に、都独自の東京ポイントを1万1000ポイントを付与する。
行政DXと家計支援を同時に進める国内施策である。
東京アプリ、本人確認で1万1000ポイント付与
今回開始された生活応援事業は、東京アプリの普及促進と都民生活の支援を目的とした取り組みである。
対象はマイナンバーカードを保有する15歳以上の都内在住者で、アプリ上で本人確認を完了すると、数日から1週間程度で東京ポイント(※)が付与される仕組みだ。
事業期間は2026年2月2日13時から2027年4月1日までとされ、混雑時間帯を避けて参加できる「混雑カレンダー」も用意されている。東京都は、開始直後や平日夜間にはアクセス集中が予想されるとして、時間を分散した利用を呼びかけている。
付与される東京ポイントは、都立施設のチケットや日常の買い物に利用可能だ。
デジタル本人確認を前提とすることで、不正防止と迅速な給付を両立させた形となる。
※東京ポイント:東京アプリで取得・利用できる東京都独自のポイント。都立施設の利用や日常消費に充当でき、現金に近い実用性を持つ点が特徴とされる。
行政DX加速の一方、個人情報管理が焦点に
本事業は、東京アプリを行政手続の中核基盤へ育成する布石と言える。
本人確認を済ませた利用者は、将来的にオンラインでの行政手続きや個別通知の受け取りなど、利便性の高いサービスを一元的に利用できるようになる見通しだ。
一方で、マイナンバーカードを前提とする設計には慎重な視点も必要となるだろう。
利便性向上と引き換えに、個人情報管理やセキュリティへの信頼性が強く問われるためである。東京都は詐欺への注意喚起を行っているが、継続的な説明と透明性確保が不可欠となりそうだ。
行政DXと生活支援を同時に進める本施策が、都民の信頼を得ながら定着するかどうかは、今後の運用と情報管理体制にかかっている。
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