FigmaがClaudeと連携、対話からFigJamダイアグラム生成 MCPで編集可能に

2026年1月27日、米国のデザインプラットフォーム企業Figmaは、Anthropicの生成AI「Claude」と連携した新機能を発表した。対話を通じてFigJamダイアグラムを生成できる。
Claude対話でFigJamダイアグラムを生成
Figmaは、Claude上で動作する「Figma MCPアプリ」を通じて、編集可能なFigJamダイアグラムを自動生成する新機能の提供を開始した。テキストプロンプト(指示文)に加え、PDFや画像、スクリーンショットを入力として、図形や線、記号で整理されたダイアグラムやガントチャートを作成できる。
FigJamは、チームでアイデアを共有・整理するホワイトボードツールとして利用されてきたが、今回の連携によって複雑な概念を即座に図解する用途が強化された。Claudeは意思決定ツリーやシーケンス図、ステートダイアグラムなど、内容に応じた最適な形式を提案する。
AIモデルと外部データを接続するMCP(※)を活用することで、生成されたダイアグラムはそのままFigJam上で編集可能となる。Figmaは、デザインツールを起点に、設計から実装まで人とAIが協働するプラットフォームへの進化を進めている。
※MCP:AIモデルと外部アプリケーションやデータソースを接続する仕組み。生成AIが外部情報を参照・操作し、実務に即したアウトプットを行うことを可能にする。
業務効率化の武器に AI依存と将来像
この機能のメリットとして、企画や設計の初期段階における作業効率を高める可能性が挙げられる。
プロダクトマネージャーはPRD(プロダクト要求仕様書)からガントチャートのたたき台を生成でき、議論開始までの準備時間を短縮できると考えられる。
職種の異なるメンバー間でも、共通の図解を軸に認識をそろえやすくなるだろう。
一方で、AIが生成した構造に過度に依存するリスクも無視できない。
Claudeが提示する図解は一般化されたモデルであり、個別の事業条件や暗黙知を完全に反映できないケースも想定される。
最終的な調整や意思決定については、人が関与する設計が求められる。
今後、対話型AIによる図解生成が広く普及すれば、文章中心だった企画プロセスが視覚起点へと移行する可能性がある。
FigmaとClaudeの連携は、デザインと意思決定の距離を縮める一つの転換点になり得る。
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