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イグアス、AIエージェントで開発工程を再設計へ IBM Bob活用支援を検討

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2026年1月27日、国内ITサービス企業のイグアスは、IBMのAIエージェント駆動型開発支援ツール「IBM Bob」の技術検証結果を踏まえ、同ツールを活用したアプリケーション開発および保守支援サービスの提供検討を開始したと発表した。

イグアス、IBM Bob検証で開発工数38%削減を確認

イグアスは、アプリケーション開発の効率化と品質向上を両立する手段として、IBMが提供する「IBM Bob」の技術検証を実施した。IBM Bobは、要件定義から設計、実装、テスト、デプロイまで、ソフトウェア開発ライフサイクル全体を支援するAIエージェント駆動の開発支援ツールである。

検証はIBM i環境で行われ、RPGとPythonの2言語を対象とした。RPGではプログラムの解説、コード生成、他言語変換の正確性を評価したほか、PythonではMCPサーバー・アプリケーションの新規開発において、仕様書生成、コード生成、テストケース生成と実行までを一貫して検証している。

その結果、自然言語による指示のみで各工程を高精度かつ短時間で進められることが確認され、手戻りの少ないコード生成を実現した。これにより、アプリケーション開発全体で約38%の工数削減効果が得られたとしている。

※AIエージェント:目的に応じて複数の工程を自律的に判断・実行するAI技術。

要件定義の高度化が鍵に 標準化の利点と依存リスク

今回の検証で特に注目されるのは、IBM Bobがコード生成以前の要件整理や仕様確立に強みを持つ点である。
検討すべき論点が可視化され、人為的な見落としを防げることから、要件定義の品質向上に寄与する可能性が高い。こうした特性は、業務アプリケーション開発との親和性を示唆するものと言える。

また、イグアス独自の開発ルールを自動認識し、それに沿ったコード生成が可能だった点は、開発の標準化を後押しする要素となる。
エンジニア個人の経験値に依存しない体制構築は、人材確保が課題となる開発現場において有効な選択肢の一つとなり得る。

一方で、AI主導の開発が進展した場合、設計思想のブラックボックス化や特定ツールへの依存といった課題が生じる可能性も指摘される。
最終的な判断やレビュー工程をどの段階に残すかは、導入効果を高めるうえで重要な論点になると考えられる。

イグアスは今後、日本IBMやビジネスパートナーとの共創を通じ、RPG開発支援から着手し、対象言語を段階的に拡大する方針だ。
2026年3月予定のIBM Bob一般提供を見据え、AIエージェントを軸とした開発プロセス変革が、具体的な検討段階に入りつつある。

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