生成AIが共通テスト満点、得点率96.9% ライフプロンプトが検証結果公表

AIベンチャーのライフプロンプトが、対話型AIによる大学入学共通テストの解答実験結果を公表した。9科目で満点を達成し、全体の得点率では96.9%に達したという。
生成AI、共通テストで96.9% 9科目満点を記録
2026年1月20日、ライフプロンプトは、2026年度の大学入学共通テスト15科目を用いた生成AIの解答性能に関する検証レポートを公開した。
対話型AI「ChatGPT」の最新モデルに加え、グーグルの「Gemini」、アンソロピックの「Claude」を使用し、問題文の画像を読み取らせることで実験したという。
その結果、3つの生成AIはいずれも東京大学の文系・理系受験科目換算で900点を超えた。中でもChatGPTは文系970点、理系968点と最も高い得点を示し、化学や情報Iなど9科目で満点を達成した。全体の得点率は96.9%に達している。
同社は2023年から同様の検証を毎年実施してきたが、今回は過去に苦手とされていた日本史や数学の図形問題でも正答率が向上した点が特徴だ。
担当者は、「昨年までは苦手としていた日本史や、数学の図形問題も克服しつつある」と言及している。
学力が再定義される可能性と課題
今回の結果は、共通テストが測ってきた「学力」の定義に再考を迫るものとなりそうだ。
知識量や定型的な解法を中心とした問題でAIが高得点を出せる以上、人間に求められる能力は、思考の独自性や課題発見力へと重心が移る可能性がある。
教育現場では、AIを学習支援ツールとして活用する方向へと大きく舵が切られるかもしれない。
一方で、AI利用の可否による教育格差や、公平性の担保という課題も浮かび上がる。試験制度が従来の枠組みのままでは、評価の信頼性が揺らぐ恐れもある。
今後は、AIを排除するか否かではなく、AI時代にふさわしい評価軸をどう設計するかが問われるだろう。
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