Sky、名刺管理を「探す」から「見つかる」へ SKYPCEがAIあいまい検索に対応

2026年1月20日、国内ソフトウエア開発のSky株式会社は、クラウド型名刺管理サービス「SKYPCE」の新版「Ver.4.3」を販売開始したと発表した。生成AIを活用したあいまい検索機能を新たに搭載し、日本国内の営業現場における顧客情報活用の効率化を図る。
SKYPCE Ver.4.3、AI活用で名刺検索と連携機能を刷新
SKYPCEは、営業活動で取得した名刺情報をクラウド上で一元管理し、組織全体で安全に共有できる名刺管理サービスである。99.9%の正確性をうたう名刺データを基盤に、営業活動の見える化や企業データベース機能を提供してきた。
今回販売が開始されたVer.4.3では、生成AIを活用した顧客情報および企業データベースのあいまい検索に対応した。会社名を正確に記憶していなくても、読み仮名や略称など断片的な情報から検索できる仕組みとなり、必要な顧客情報に素早くアクセスできるという。
さらに、大規模環境での利用を想定し、複数の外部サービスと連携可能なAPI機能を拡充した点も特徴だ。名刺データをCRMやSFAなど各種業務システムで活用しやすくなり、インポート可能な部署数の上限も引き上げられた。加えて、メール配信機能のUIを改善し、操作性の向上も図っている。
営業DXを後押しする一方、AI依存と管理負荷の課題も
今回のアップデートは、営業現場における情報探索の負担を軽減する施策として評価できる。
担当者の異動や引き継ぎが発生した場合でも、社名が曖昧な状態から顧客を探し出せるため、結果として機会損失の低減につながる可能性がある。
名刺情報が一定量以上蓄積されれば、AI検索の有用性は相対的に高まっていくと考えられる。
一方で、生成AIによる検索結果に過度に依存する運用には慎重さも求められる。
類似した社名や関連企業を誤って参照するリスクは残っており、最終的な判断を人が確認する運用が望ましいだろう。
また、API連携の拡大は利便性を高める反面、データ連携先の管理や権限設定が煩雑化する可能性も否定できない。
名刺管理市場が成熟期に差しかかる中、今後は単なる管理機能にとどまらず、AIを活用してデータをどう活かすかが競争力を左右する要素になるとみられる。
SKYPCE Ver.4.3は、営業DXをさらに前進させる選択肢の一つとなり得る一方で、AI活用を前提とした運用設計の成否が成果に影響を及ぼす段階に入ったことを示唆している。
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