Uberプレミアムが名古屋・富士五湖・神戸へ拡大 上質移動の選択肢が地方都市にも浸透

2026年1月20日、Uber Japan株式会社は日本国内で展開するハイヤー配車サービスの提供範囲を拡大すると発表した。主要都市以外への展開と予約条件の見直しにより、国内移動の選択肢が質の面で変化しつつある。
Uberプレミアム、3エリア同時展開で全国9都道府県に拡大
Uber Japanは、スマートフォンアプリ「Uber」を通じて利用できるハイヤー配車サービス「Uberプレミアム」を、新たに愛知県、山梨県、兵庫県の各指定エリアで開始する。
従来は大都市圏や主要観光都市に限定されていたが、今回の追加により、展開地域は全国9都道府県へ広がった。
対象となるのは、名古屋市や長久手市を含む愛知エリア、富士吉田市や富士河口湖町など富士五湖周辺、さらに神戸市を中心とした阪神間の広域エリアである。
ビジネス集積地、国際観光地、港湾都市という性格の異なる地域を同時にカバーする点が特徴となる。
名古屋エリアでは企業活動や国際イベントを背景に、ハイヤー需要の高まりを受けた展開となった。富士五湖では、訪日観光客による中長距離移動や大型手荷物を伴う移動への対応が主眼とされている。
神戸エリアは関西圏で三つ目の拠点となり、都市内移動に加えて空港アクセスや複数人利用を想定した運用が行われる。
あわせて予約キャンセル無料の期限を従来の6時間前から1時間前へと緩和し、予定変更への柔軟性を高めた。
利用者はアプリ上で乗車地と目的地を入力し、「プレミアム」や「大型ワゴン」などの車両メニューから選択できる。
事前確定料金と到着予定時刻を確認後に配車や予約ができ、自動決済、ドライバーとのチャット、多言語対応、相互評価機能、Uber TeensやUber シニアにも対応する。
地方都市で進む高付加価値移動、その利点と課題
今回の拡大により、地方中核都市や観光地における移動体験の質を引き上げる効果が期待できる。従来は限られた地域でしか選べなかったハイヤー型サービスが広がることで、移動そのものを価値として捉える利用者層が増える可能性がある。
特にビジネスやインバウンド分野では、移動の快適性や時間の確実性が評価基準となりやすい。定額制や事前予約に対応した仕組みは、出張や観光の計画精度を高める点で利便性が高いと言える。
一方で、料金水準は一般的なタクシーより高く、利用者層が限定される懸念も残る。地域によっては需要と供給のバランスが取れず、稼働効率が課題として浮上する可能性がある。
それでも、移動サービスの多層化は都市の受け入れ力を測る指標になりつつある。
プレミアム領域の定着が進めば、地域交通全体の品質向上にも波及し、新たな競争軸を生む展開につながると考えられる。
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