LINEヤフー、LINE完結型オーディションプラットフォームを提供 応募からファン参加・収益化まで一体化

2026年1月20日、LINEヤフーは、LINE上でオーディション運営を完結できる新たなプラットフォームの提供開始を発表した。
応募受付からファン参加型施策、課金による収益化までを一体化し、日本国内のエンタメ業界における運営効率とエンゲージメント向上を狙う。
LINE上で完結するオーディション運営基盤を提供
今回提供が始まったのは、LINE公式アカウントを活用し、オーディションの募集・管理からファン投票、応援課金までを一気通貫で行えるプラットフォームである。
従来型オーディションには、運営応募管理の煩雑さや参加者との継続的な接点構築が難しいといった課題があった。
近年は選考過程そのものをコンテンツ化し、ファン投票や応援企画を取り入れる形式が広がっており、運営側には高度なコミュニケーション設計が求められてきた。
こうした課題に対し新プラットフォームは、外部サイトや複数ツールを使い分ける必要がなく、LINE上で応募者やファンと直接つながることを可能とすることで解決を図る。
月間利用者数約9,900万人規模のLINEを基盤とすることで、応募導線の簡略化と拡散性を両立する方針だ。
第一弾として、ホリプロとエイベックス・ミュージック・クリエイティヴが共催する男性ボーカルオーディションに導入され、約5,000人規模の応募処理を円滑に行った実績が示された。
ファン参加型選考が常態化する可能性と運営リスク
LINE完結型の仕組みは、主催者にとって運営負荷の軽減と収益機会の拡張という利点がありそうだ。オーディション終了後も公式アカウントを通じてファンを保持できるため、次のプロモーションやデビュー後施策へつなげやすいだろう。
応募者側も、選考段階からファンとの関係性を築けるため、活動初期の基盤形成に寄与すると考えられる。
その反面、投票や課金要素が前面に出ることで、人気や資金力が評価に影響するとの懸念も残る。選考の透明性や公正性をどのように担保するかは、今後の運用次第と言える。
今後、芸能事務所や音楽レーベル以外にも、イベント興行や地方創生企画などへの展開が進めば、オーディションは単なる選抜手段から、継続的なファンコミュニティ形成の起点へと役割を広げていく可能性がある。
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