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    西武鉄道、AIで忘れ物対応を効率化 「落とし物クラウド find」で一元管理へ

    西武鉄道が駅・車内の忘れ物をチャットで探せる「落とし物クラウド find」の導入を2026年2月1日から開始することを発表した。
    年間約25万件に及ぶ忘れ物対応を効率化し、登録から検索、返還までを一体で行う体制を構築する。

    目次

    忘れ物25万件をAIで登録短縮

    2026年1月19日、西武鉄道は、findが提供する「落とし物クラウド find」を導入し、忘れ物の問い合わせ方法を2026年2月1日から刷新すると発表した。
    対象は駅や列車内で預かった忘れ物で、受付は原則24時間とし、利用者はスマートフォンやパソコンからチャット形式で問い合わせが可能となる。
    回答時間は9時30分から17時までで、17時以降の問い合わせは翌日以降の対応となる場合がある。

    本サービスは、単なる遺失物検索にとどまらず、返却率の向上や管理者の業務効率化、利用者とのコミュニケーション、さらには警察署との連携までを一元的に支援する仕組みだ。
    鉄道会社や商業施設など、多くの人が集まる場所で日常的に発生する落とし物対応を、ワンストップで処理できる体制を整える。

    導入の背景には、年間約25万件に及ぶ忘れ物対応の負荷がある。
    従来は駅係員が手作業で情報を登録し、問い合わせについても来駅や電話対応が中心だったため、利用者と現場双方に時間的な負担が生じていた。
    新サービスでは、係員が忘れ物を撮影するだけでAIの画像認識により特徴を自動抽出し、登録から検索までを短時間かつ高精度で行える体制を構築する。

    利便性向上の一方、運用課題も

    新方式の利点は、問い合わせ窓口のデジタル化により、利用者がスマートフォンやパソコンから24時間連絡できる点にあると言える。
    回答はチャット形式で確認でき、探す側も入力情報と画像データを組み合わせて照合しやすくなるため、検索の質や発見率、返還率の向上が見込まれる。
    駅係員にとっても登録の手作業が減り、現場の業務効率化につながる可能性がある。

    一方で、利便性を実感できるかどうかは、問い合わせから探索、保管駅などでの引き渡しまでの導線が迷いなく運用されるかに左右されるだろう。
    利用者が入力する情報の整理や、現場での登録と検索の手順が安定すれば、対応のばらつきが抑えられ、返還までのスピード感も高まりやすい。
    今回の仕組みが定着すれば、忘れ物対応を「探す」工程だけでなく「返す」工程まで含めて平準化し、鉄道利用の安心感を底上げする取り組みになり得る。

    西武鉄道株式会社 「落とし物クラウド find」 導入!〜AI を活用したお忘れ物検索サービスがスタート〜

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