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クマ対策にドローン導入 石巻市で民間主導の対策始動

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2026年1月19日、ドローン開発を手がけるTerra Droneは、宮城県石巻市と協定を結ぶ企業に対し、クマよけスプレー搭載ドローンの提供と運用支援を開始した。
深刻化するクマ被害に対し、民間主導で新たな選択肢を提示する取り組みとなる。

クマよけスプレー搭載ドローン、石巻市で運用開始

今回始動したのは、クマ出没時にドローンからクマよけスプレーを噴射し、人身被害を未然に防ぐ非致死性の対策である。
石巻市が民間企業と連携して実施するクマ対策は初めてであり、従来の枠組みを補完する、自治体と民間が連携する対策である。

背景には、クマの出没件数と人身被害が全国的に増加する一方、狩猟者の減少や高齢化により、現場対応力が低下している現実がある。
警察や自衛隊も制度・任務上の制約を抱えており、迅速な初動対応が難しいケースが少なくない。

テラドローンのドローンは、地上から数百メートル離れた安全な位置から遠隔操作が可能だ。
トウガラシ由来成分を用いたクマよけスプレーを上空から噴射することで、オペレーターがクマに接近することなく、即効性のある追い払いを実現するという。

テラドローンはこの連携を自治体へのモデルケースとし、今後の活用につなげていく構えだ。

民間主導モデルは広がるか 安全性と制度面が鍵に

本取り組みは、自治体・民間企業・ドローン事業者が役割分担する新たな獣害対策モデルとなるポテンシャルを持つ。
人手不足を補完しつつ、対応者の安全性を高められる点は大きなメリットだろう。

一方で、ドローン活用には航空法や飛行条件といった制度的制約が伴う。天候や地形の影響を受けやすい点も課題であるため、すべての現場で万能に機能するわけではないと考えられる。
運用ルールの明確化や、自治体側の理解と体制整備が不可欠となりそうだ。

環境省がクマ被害対策への予算を拡充する中、こうした民間技術をどう制度的に位置付けるかが今後の焦点となるだろう。
石巻市での実績次第では、全国の自治体にとって現実的な選択肢として導入が進む可能性もある。本件は、獣害対策における民間企業の協力の有効性を測るものとなるかもしれない。

プレスリリース

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