Apple、AI活用の創作アプリ統合サブスク「Apple Creator Studio」発表

2026年1月13日、米Appleは、複数の創作系アプリを一括提供する新サービス「Apple Creator Studio」を発表した。
1月29日から提供開始され、料金は月額1,780円で、学生や教職員は月額480円で利用できる。
Apple、Creator Studioを1月29日提供開始
Apple Creator Studioは、映像制作アプリのFinal Cut Pro、音楽制作アプリのLogic Pro、画像編集アプリのPixelmator Proなどをまとめて利用できるサブスクリプションサービスである。
加えて、Keynote、Pages、Numbers、フリーボード向けには、プレミアムテンプレートやロイヤリティフリー画像、グラフィックスライブラリが提供される。
Keynote、Pages、Numbers、フリーボード自体は従来どおり無料で利用可能だが、Creator Studioに登録することで高品質な制作素材や高度な編集機能が追加される。
これにより、動画制作、音楽制作、資料作成、ビジュアルデザインまで幅広い用途に対応する。
同サービスにはApple Intelligenceを活用したAI機能が組み込まれている。
Keynoteのベータ版では、スライド内容を基に発表用ノートの文章を生成したり、スライド構成の下書きを自動作成したりする機能が提供される。
料金は一般ユーザー向けが月額1,780円、年額17,800円となる。学生および教職員は月額480円、年額4,800円で利用できる。
初回登録者には1か月の無料期間が付与され、対象となるiPadまたはMacを新たに購入した場合は、無料期間が3か月に延長される。
一般向けプランはファミリー共有に対応し、最大6人まで利用可能だが、学生・教職員向けプランは個人利用に限定される。
教育と創作の敷居を下げる一方、競争激化も
Creator Studioの最大のメリットは、プロ向け制作アプリを低コストで横断的に利用できる点にある。
特に学生や教職員向けの価格設定は、映像や音楽、資料制作を学習や研究に取り入れるハードルを大きく下げる効果が期待される。
Apple製デバイスと組み合わせることで、教育現場から個人制作まで一貫した制作環境を構築しやすくなる。
一方で、一般ユーザーにとっては既存の単体購入や他社サブスクリプションとの比較が不可避となる。
すでにAdobe系サービスなどが広く普及する中、Creator Studioがどこまで差別化できるかは、AI機能の実用性やアップデート頻度に左右されると考えられる。
また、学生向けプランが個人利用に限定されている点は、学校単位での導入を検討する際の制約となる可能性がある。
教育機関全体での活用を広げるには、別途ライセンス体系や運用支援が求められるだろう。
AppleがCreator Studioを通じて、創作と教育の両分野でどの程度の存在感を確立できるかが、今後の焦点になると考えられる。
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