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    コインチェック、暗号資産損益計算のpafinに出資 税務負担の構造課題に対応

    2026年1月14日、国内暗号資産取引所を運営するコインチェック株式会社は、暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」を提供する株式会社pafinへの出資を発表した。
    日本国内における暗号資産取引の税務負担という構造的課題に対応し、業界の利便性向上と健全な成長を後押しする狙いだ。

    目次

    コインチェック、損益計算支援のpafinに出資

    今回の出資は、暗号資産取引に伴う損益計算の煩雑さが、個人投資家にとって大きな障壁となっている現状を踏まえたものだ。
    日本では暗号資産の利益が原則として総合課税の雑所得(※)に分類され、取引ごとの損益算出が必要となるため、申告作業の負担が重いことが課題とされてきた。

    pafinが提供する「クリプタクト」は、確定申告・納税に向けた損益計算を自動で計算するサービスで、国内では15万人以上のユーザーを抱える。
    コインチェックは同社への出資を通じて、暗号資産の損益計算ツールの普及を後押しし、利用者がより正確かつ簡便に税務対応できる環境整備に寄与するとしている。

    また、将来的に検討が進む暗号資産の税制改正も視野に入れ、両社は単なる資本関係にとどまらない協業の可能性を探る構えだ。

    ※雑所得:給与所得や事業所得などに該当しない所得区分。日本では暗号資産取引による利益は原則として雑所得に分類され、総合課税の対象となるため、税率が累進的に適用される。

    利便性向上と中立性が課題

    今回の取り組みは、暗号資産投資の裾野拡大に寄与する可能性がある。損益計算や確定申告のハードルが下がれば、新規参入者にとって心理的負担は軽減され、市場全体の流動性向上につながると考えられる。

    一方で、取引所が特定の損益計算サービスと資本関係を持つことへの慎重論もありうる。
    利用者の選択肢やサービスの中立性をどのように担保するかは、今後の協業設計次第と言える。

    それでも、税務対応という周辺領域に取引所が踏み込む姿勢は、業界の成熟を示す動きでもある。
    暗号資産が投機的存在から日常的な金融資産へと移行する過程において、今回の出資はその基盤整備を進める一手になる可能性がある。

    コインチェック プレスリリース

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