Uber Eats配達員が西友で買い物代行 袋詰め・会計まで担う即時配送を開始

Uber Eats Japan合同会社と株式会社西友は、西友店舗の商品を対象に、配達員が店内で買い物から会計までを担う新たなデリバリーサービスを本格展開すると発表した。
東京都・神奈川県で先行し、食品・日用品の即時配送を拡大する国内施策である。
Uber Eatsと西友、PPP方式で即時配送を本格展開
2026年1月12日、Uber Eats Japanと西友は、Uber Eatsの配達パートナーが店舗内で商品の選定、袋詰め、会計までを行う「ピック・パック・ペイ(PPP)(※)」方式を用いたデリバリーサービスを開始すると発表した。
従来の店舗主導型とは異なり、配達員が一連の工程を担う点が特徴となる。
提供開始日は2026年1月14日で、東京都および神奈川県内の西友29店舗が対象となる。
導入店舗は段階的に拡大され、同年4月までに計206店舗へ広げる計画だ。
取り扱い商品は、西友のプライベートブランド「みなさまのお墨付き」や西友親会社のトラアイルのプライベートブランドを含む食品・日用品最大約1万9,000品目で、店舗ごとに品目数は異なる。
即時配達に対応することで、注文から受け取りまでの時間短縮を図る。
西友は2025年10月から東京都内の一部店舗でUber Eatsを試験導入しており、今回の発表はその結果を踏まえた本格展開となる。
PPPの活用により、デリバリー対応に伴う店舗スタッフの業務負担軽減も狙う。
※ピック・パック・ペイ(PPP):配達パートナーが店舗内で商品の選定、袋詰め、会計までを一貫して行い、そのまま利用者へ配送する仕組み。店舗側の作業負担を抑えつつ、即時配送を可能にする方式。
買い物体験はどう変わるか 利便性向上と運用面の課題
本サービスの導入により、西友ネットスーパーに加えて、消費者の購買手段はさらに多様化すると考えられる。
これまでネットスーパーの配達対象外だった地域でも、Uber Eatsの配達可能エリア内であれば西友の商品を注文できる点は利点と言える。
消費者にとっても、食品や日用品など最大約1万9,000品目という膨大な商品群が即時配送の対象となるメリットは大きい。
注文から受け取りまでの時間短縮が図られることで、利便性はさらに向上するだろう。
一方で、配達パートナーが店内業務を兼務するため、混雑時の対応や会計処理の正確性、商品の選定スキルなどがサービスの質に影響を与える可能性も否定できない。
即時性と正確性をどこまで両立できるかが、利用満足度を左右するだろう。
今後、同様のモデルが他の小売業態へ広がるかは、コスト構造と利用実績次第であり、即時配送の需要がどこまで定着するかが鍵になるとみられる。
店舗スタッフの負担軽減と配送の迅速化を両立するこの仕組みが、国内のデリバリー市場において新たな標準となるか注目される。
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