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    Sansanが商談記録を自動化 営業現場でAI音声入力が標準機能に

    2025年12月19日、Sansan株式会社は、ビジネスデータベース「Sansan」に商談内容を自動で記録できる「AI音声入力機能」を追加したと発表した。日本国内向けの機能強化で、営業現場の記録業務を大幅に効率化する狙いがある。

    目次

    Sansan、商談を録音するだけで要約・記録を自動生成

    Sansan株式会社は19日、名刺管理を核とするビジネスデータベース「Sansan」に、商談内容をAIで文字起こし・要約する「AI音声入力機能」を追加した。対象は「Standard」および「Enterprise」プラン契約企業で、先進機能群「Sansan Labs(※)」の一つとして提供される。

    同機能は、商談中にスマートフォンアプリで録音を開始するだけで、会話内容をAIが文字起こし・要約する仕組みだ。要約結果は、名刺情報と商談履歴をひも付ける「コンタクト」機能に保存され、商談後は形式や出席者など最低限の入力で記録が完成する。

    Sansanはすでに、名刺やメール署名、Webフォームなど複数の接点から顧客情報を集約し、100万件超の企業データを活用できる基盤を構築している。今回の機能追加により、商談後の入力負担や記録漏れといった営業現場の課題解消を狙う。

    なお、録音データは端末内で処理され、文字起こしと要約が完了すると自動削除される設計で、情報管理面への配慮も示された。現時点ではiOS版アプリで利用可能となっている。

    ※Sansan Labs:Sansanが提供する実験的・先進的な機能群。AIなど最新技術を活用し、既存業務の効率化や新たな価値創出を目的としている。

    営業DXを加速する一方、AI記録の質と運用が鍵に

    AI音声入力機能の導入は、営業担当者が本来注力すべき顧客対応や提案活動に時間を割ける点で大きなメリットがある。商談直後の記憶に頼った入力を減らし、客観的で均質な記録を蓄積できることは、組織全体の営業力向上につながると考えられる。

    一方で、AIによる要約精度や文脈理解には限界も残る。専門用語や業界特有のニュアンスが正確に反映されなければ、記録内容の信頼性が損なわれる可能性があるため、最終的な確認や補正の運用設計が重要になると考えられる。

    また、音声データを扱う以上、企業側の情報管理ポリシーとの整合性も問われる。端末内処理と自動削除は一定の安心材料だが、導入企業には社内ルールの明確化が求められるだろう。
    今後、SansanがAI活用をさらに広げ、CRMや分析機能と連動させられるかどうかが、営業DXを次の段階へ進める試金石になると言える。

    Sansan ニュースリリース

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