パナソニックが年末年始の家族写真意向を調査 9割が「撮影予定」と回答

パナソニック株式会社は、全国の20代〜70代の男女800名を対象に、年末年始の家族写真や動画の撮影・保存に関する意識調査結果を公表した。
コロナ禍を経て家族と過ごす時間を見直す動きが強まる中、「今年の年末年始に家族写真を撮りたい」と答えた人が9割を超えたことが明らかになった。
年末年始の家族写真撮影意欲が9割超に
2025年12月9日、パナソニックは、全国800名を対象とする意識調査で、年末年始の帰省や家族の集まりで家族写真を撮る習慣が「よくある」「たまにある」と回答した人が83.9%だったことを公表した。
今年の年末年始に家族写真を撮りたいかとの問いには、「必ず撮りたい」「時間があれば撮りたい」が合計93.4%と9割を超えた。
家族との時間を写真や動画で記録する必要性については、「必要だと感じる」「少し必要だと感じる」が合計89.0%を占め、記録行動への意識の高さが明らかになった。
撮影シーンは「集合写真」が71.5%と最多で、「孫や子どもとのふれあい」(57.2%)、「食事をしている時」(50.5%)が続いた。
コロナ禍前と比較した家族との時間の変化では、「増えた」「少し増えた」が73.9%となり、家族との思い出を写真や動画に残す重要性についても「重要だと感じる」「少し重要だと感じる」が92.3%となった。
撮影頻度は「かなり増えた」「少し増えた」が76.0%を占め、増加理由には「子どもや孫の成長過程の記録」(72.4%)、「家族間での共有」(47.4%)などがあがった。
撮影デバイスは「スマートフォン」が94.8%と最も多く、続いて「コンパクトデジタルカメラ」13.9%、「ミラーレス一眼カメラ」12.8%となった。
専用カメラを使いたい理由は「高画質で撮れる」が87.9%で最多だった。
撮影後の保存方法では「データとして保存のみ」が47.8%と最も多く、「クラウドへ保存して家族と共有」が37.3%、「プリントしてアルバムにまとめる」が21.8%だった。
家族写真需要の高まりが示す価値再認識
調査では、年末年始に家族写真を撮影したい人が9割を超え、集合写真や子ども・孫とのふれあいを記録する意欲が強いことが示された。
コロナ禍を経て家族との時間が増えたと感じる人が多いことから、記録行動への意識の高まりは自然な流れと言える。
特に撮影頻度の増加理由として成長過程の記録や家族間共有があげられており、デジタル技術の発達が「残す」と「伝える」行動を強化していると考えられる。
メリットとして、スマートフォン中心の撮影環境が記録のハードルを下げ、思い出形成の機会を拡大している点があげられる。
一方で、保存方法がデータ中心に偏っており、長期保管の観点では管理が個人任せになるという側面もある。
専用カメラの需要が一定数あることは、高画質による価値向上を求める層が存在しているのだと考えられる。
今後は、家族写真の撮影と共有のニーズが引き続き高まる可能性がある。
また、プリント文化が一定割合で残っている点から、デジタルとフィジカルを組み合わせた記録方法が再評価される余地もあるだろう。
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