売れるネット広告社グループ、FiNANCiE上「D2Cの会」が1週間で1,000人突破

売れるネット広告社グループ株式会社は、Web3プラットフォーム「FiNANCiE(フィナンシェ)」上で開設した「D2Cの会」コミュニティの参加者が、開始から1週間で1,000人を突破したと発表した。
同社が進めるWeb3新規事業「D2Cトークンエコシステム」の第一弾として、日本国内のD2C事業者を中心に参加が広がっている。
FiNANCiE上の「D2Cの会」、開始1週間で1,000人超
2025年12月10日、売れるネット広告社グループは、ブロックチェーンを活用したWeb3プラットフォームFiNANCiE上に立ち上げた「D2Cの会」コミュニティの参加者数が、オープンから1週間で1,000人を突破したと発表した。
本コミュニティは、同社が発行する独自トークンを活用するWeb3事業「D2Cトークンエコシステム」の第一弾として位置づけられている。
同社によると、「D2Cの会」はD2C事業者や関係者を対象としたオンラインコミュニティで、学習、情報発信、共同企画などの活動をトークンと連動させる仕組みを導入している。
FiNANCiEが提供するトークン発行・運用基盤およびコミュニティ支援機能を利用し、D2C分野に特化したコミュニティ運営を行う点が特徴である。
売れるネット広告社グループは、これまでにD2C領域で培ってきたマーケティング支援の知見と、ブロックチェーン技術を組み合わせる方針を示している。
なお、同社は本プロジェクトについて、2026年7月期の連結業績へのプラス寄与を見込んでいる。
D2CコミュニティのWeb3化がもたらす利点と課題
「D2Cの会」のようなトークン連動型コミュニティは、参加者の貢献や活動を可視化しやすい点がメリットだと考えられる。
学習や情報共有、共同プロジェクトへの参加などが定量化されることで、コミュニティ運営の透明性や参加意欲の向上につながる可能性がある。
一方で、トークンを介した仕組みは、参加者にとって価格変動リスクを伴う点が課題だと言える。
売れるネット広告社グループも、トークンの価格や将来価値は保証されず、市場環境によって変動することを明示している。
D2C支援という本来の目的と、トークン取引が過度に結び付く場合、運営方針のバランスが問われる場面も想定される。
今後は、コミュニティ内で蓄積される知見やデータを、広告支援やCRM支援といった既存事業にどう接続していくかが焦点となるだろう。
また、Web3を活用した新たな収益モデルが、D2C事業者にとって実務面でどの程度有効性を示すかによって、この取り組みの持続性と評価が左右されると考えられる。
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