NTT DigitalがSolanaバリデータ運用を開始 国内大手の参画でWeb3基盤整備が進展へ

NTTドコモ・グローバルグループであるNTT Digitalが、Solanaブロックチェーンのバリデータノード運用を開始したと発表した。
高速処理で知られるSolanaに国内大手が加わることで、ネットワーク分散性の向上とWeb3基盤の強化が進む見通しだ。
NTT Digital、Solanaでバリデータ運用を正式開始
2025年12月3日、NTT Digitalは、Solanaブロックチェーンのバリデータノード(※)運用を開始したと発表した。
NTT DigitalはNTTドコモ・グローバルグループの一員として、分散型ネットワークの安定運用に寄与する立場を明確にしている。
Solanaは高速処理と低コストを特徴とし、DeFiやNFTなど幅広いWeb3アプリケーションで採用が進むチェーンである。
発表によれば、同社はバリデータとしてネットワークの分散化とセキュリティ向上に貢献することを目的に参画した。
バリデータの安定稼働は取引検証の信頼性向上につながり、ステーキングを含むエコシステム全体の拡大にも関係するという。
NTT Digitalはこれまでのブロックチェーン基盤の検証・開発で蓄積した知見を活かし、Solanaネットワークのインフラ支援に取り組む姿勢を示した。
また、運用にあたってはSolana特化型の技術支援企業であるCHAIN TEC LAB – FZCO(Dawn Labs)と協業するとしている。
Dawn Labsはインフラ構築や監視運用で実績を持ち、NTT Digitalはその技術支援を受けながら高い可用性とセキュリティを両立した体制を整備したと説明した。
さらに、同社は国内外のパートナーと連携し、安全性と信頼性を重視したWeb3基盤の整備を継続していく意向を示している。
※バリデータノード:PoS型ブロックチェーンで取引の検証やブロック生成を行うノード。ネットワークの安全性と分散性の維持に不可欠な役割を担う。
国内参画が広げるWeb3基盤強化の可能性と課題
NTT Digitalによるバリデータ参画は、国内企業がグローバルなL1チェーンのインフラ層に関与する動きとして注目できる。
大手企業がノード運用を担うことで、ネットワークの分散度が高まり、Web3サービスを展開する企業にとって利用環境の信頼性が向上しやすくなると考えられる。
高速処理が求められる領域ではSolanaの特性が利点となり、サービス開発の選択肢が広がる可能性がある。
一方で、バリデータ運用には継続的な監視体制や設備投資が必要になり、運用負荷が課題となる側面もある。
高可用性を維持するための障害対応や監視整備は不可欠であり、パートナー企業との連携強化が重要な要素になるといえる。
また、複数チェーンが併存するWeb3環境では、1つのネットワークへの取り組みをどのように位置づけるかが企業戦略に影響しうる。
今後、国内企業のバリデータ参画が増えれば、Web3基盤の信頼性向上につながり、日本市場における開発環境の成熟を後押しする可能性がある。
利用者にとっての体験向上やエコシステムの発展が促されることにも期待したい。
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