リミックスポイント、5億円でビットコイン追加取得 BTC総保有1,411超

2025年11月4日、東証スタンダード上場のリミックスポイントは、ビットコイン(BTC)の追加取得を発表した。
10月31日に約5億円分を購入し、総保有数は1,411BTCを超えた。
上場企業として、世界43位の暗号資産保有量を有している。
リミックスポイント、5億円分のBTCを新たに取得 総保有数は1,411BTCに
リミックスポイントは2025年11月4日、10月31日にビットコイン(BTC)を追加取得したと発表した。
取得総額は5億円で、取得枚数は29.46115547BTC、平均取得単価は1,697万1,500円である。
これにより同社の総保有数は1,411.29831101BTCとなり、累計取得額は213億7,000万円に達した。平均取得単価は1,514万2,086円となっている。
この結果、リミックスポイントは上場企業として世界第43位のビットコイン保有量を有することとなった。
同社はこれまでビットコイン以外にも複数の暗号資産を保有しており、2024年6月15日時点ではイーサリアム901.44672542ETH、ソラナ13,920.07255868SOL、エックスアールピー(リップル)1,191,204.799501XRP、ドージコイン2,802,311.99657DOGEを保有していた。
10月7日時点の公式Xで公表されたデータによれば、これらの保有量に大きな変化はない。
同社は10月23日に「2026年6月開催の定時株主総会まで、暗号資産購入目的で新株予約権を含む株式を発行しない」方針を発表している。
今回の購入には、すでに発行済みの新株予約権の行使代金の一部が充てられているという。
企業の資産多様化が加速 暗号資産の保有は新たな財務戦略に
リミックスポイントによるビットコインの追加取得は、企業財務における資産多様化の新たな潮流を示している。
インフレや為替変動への備えとして、従来の現金・有価証券に加え、暗号資産を長期的な保有資産とする動きが広がりつつある。
特に、明確な上限設定や取得方針を開示したうえで実施している点は、投資家との信頼関係を維持しながら新たなリスク管理モデルを提示する試みといえる。
こうした企業による暗号資産活用は、財務の柔軟性を高める一方で、評価基準や会計処理の透明性確保が重要な課題として残る。
暗号資産の価値変動に左右されない長期的な保有方針を明確に示すことが、安定的な経営基盤を築くうえで不可欠となるだろう。
今後、暗号資産を戦略的資産として扱う企業が増えれば、業界全体での保有体制や情報開示の標準化が求められそうだ。
リミックスポイントの事例は、その先駆けとして企業財務の新たな方向性を示すものといえる。
株式会社リミックスポイント ビットコイン(BTC)の追加取得に関するお知らせ
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