モブキャストHD、ソラナを追加取得 総保有数は約5,177SOLに拡大

2025年10月31日、東証グロース上場のモブキャストホールディングスは、暗号資産ソラナ(SOL)の追加取得を発表した。
これにより同社の総保有枚数は5,177.83891485SOLとなり、今後のソラナ・バリデーター事業本格化に向けた準備を進めている。
モブキャストHD、1億5,300万円分のSOLを追加取得 ソラナ事業推進へ
モブキャストホールディングス(以下、モブキャストHD)は、10月29日から31日にかけて暗号資産ソラナ(SOL)を追加取得した。
総保有枚数は5,177.83891485SOLに達し、取得総額は約1億5,300万円、平均取得単価は29,549円だった。
取得資金は、同社が10月3日に発行した第36回新株予約権の行使によって調達した資金を原資としている。
モブキャストHDは、今後展開を予定するソラナ・バリデーター事業に向けて、現状の約5,000SOLから、2倍規模の10,000SOLを目指す方針を掲げており、今回の追加取得はその計画の一環とみられる。
モブキャストHDは10月3日に「ソラナ・トレジャリー事業」を新設し、15日には新株予約権の第三者割当を通じて約5.5億円を調達し、そのうち5億円をソラナの購入資金に充てると公表していた。
さらに23日には国内取引所ビットポイントとの業務提携を発表し、24日にはソラナの取得を正式に開始した。
モブキャストHDは、ソラナのブロックチェーンを活用した新構想「ソーシャルインパクトパスポート(SIP)」の実証フェーズにも着手している。
SIPは、ファンの社会貢献活動をNFTとして可視化し、企業成長と社会価値創出を両立させることを目指す取り組みだ。
これら一連の動きは、Web3領域での独自ポジション確立を狙った戦略的投資といえる。
中長期のWeb3基盤強化に期待も、市場変動リスクは依然
モブキャストHDのソラナ追加取得は、Web3市場における同社の長期的な布石といえる。
特に、ソラナを活用したSIP構想やバリデーター事業は、ブロックチェーン技術の社会的応用と収益化を同時に進める試みとして注目される。
高い処理能力と低コストを誇るソラナ基盤を活用することで、同社はデジタルアセットと社会貢献を結びつける新しい事業モデルを実現できる可能性がある。
一方で、暗号資産市場全体は依然として高いボラティリティ(価格変動性)を持つ。ソラナ価格の急変動は保有資産の評価損益を左右し、財務への影響も無視できない。
また、バリデーター事業の収益化には技術的運用コストや規制面の課題も伴う。
それでも、段階的に保有を進める同社の戦略は、短期的な投機よりも中長期的なWeb3基盤の強化を志向する姿勢を示している。
今後の市場動向と事業進捗次第では、国内上場企業としてのブロックチェーン事業モデルの先例となる可能性がある。
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