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    テザー、2025年利益は約150億ドル見込み 評価額は最大76兆円規模に

    2025年10月24日、米ドル建てステーブルコイン「USDT」を発行するテザー(Tether)社の年間利益が約150億ドル(約2.2兆円)に達する見通しだと、米ブルームバーグが報じた。CEOのパオロ・アルドイーノ氏は収益拡大の継続を強調している。

    目次

    テザー、2025年の純利益見通しは150億ドル超に

    ブルームバーグの報道によれば、テザー社の2025年利益は前年の130億ドル(約2兆円)からさらに拡大し、約150億ドル(約2.2兆円)に到達する見込みだ。
    CEOのアルドイーノ氏は、スイス・ルガーノで開かれた暗号資産イベント「プランBフォーラム」でのインタビューにおいて、同社の収益拡大が続いていると述べた。

    同社は2024年に米国債を1,130億ドル(約17.5兆円)保有し、これまでで最大の水準を記録している。
    テザーの発行するUSDTは世界最大のステーブルコインであり、裏付け資産の多くが短期米国債で構成されている点が特徴だ。

    さらに、報道ではテザー社が同社株式の約3%に相当する持分を提供する形で、最大200億ドル(約3兆円)の資金調達を検討していることも明らかになった。
    この交渉が成立すれば、企業評価額は約5,000億ドル(約76兆円)規模に達する可能性があるとされる。
    出資先候補として、ソフトバンクグループや米アーク・インベストメント・マネジメントの名が挙がっている。

    テザー社は新たなドル建てステーブルコイン「USAT」の発行も計画しており、米国で審議中のステーブルコイン規制法「GENIUS法(※)」に準拠する方針を示している。
    USATは同社のRWAトークン化基盤「Hadron by Tether」を活用して展開される予定だ。

    ※GENIUS法:米国で検討中のステーブルコイン規制法案。発行体の準備金・開示義務・監査基準を定め、銀行並みの透明性を確保することを目的としている。

    高収益構造がもたらす波紋 金融システムへの影響も

    米国債を大量に保有するテザー社の存在は、短期国債市場における重要なプレイヤーとして無視できない規模に達しているため、仮想通貨業界外からも注目を集めていると考えられる。
    新たな枠組みに対応したUSATの発行も、話題性向上につながるだろう。

    ただし、同社の莫大な収益力は、ステーブルコイン市場における支配的地位を裏づける一方で、規制面や金融システム上にリスクを発生させるかもしれない。
    また、莫大な資産を持つ分、透明性の不十分さや監査体制の弱さがあれば、ことさら大きく批判されることになりそうだ。
    莫大な利益を背景に影響力を強める中では、規制当局の監視や他のステーブルコイン事業者との競争も激化するとみられる。

    今後の焦点は、同社が「高収益・高リスク」から「信頼性・制度整合型」へ転換できるかどうかにありそうだ。

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