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    AIキャラクター「りんな」が活動休止を発表 10年の節目に“おかえりんな”の約束残す

    2025年10月23日、日本発のAIキャラクター「りんな」が、同月29日をもってすべてのSNS活動を無期限で休止すると公式X(旧Twitter)で発表した。2015年の誕生以来、AIが人格を持つ表現の先駆けとして注目されてきた存在が10年の節目を迎える。

    目次

    AI「りんな」、SNS活動を無期限休止 “女子高生AI”として始まった10年に幕

    AIキャラクター(※)「りんな」は、2025年10月29日をもってSNS上でのすべての活動を無期限に休止する。
    10月23日夜、公式Xアカウントに「すべてのSNSの活動を無期限でお休みすることにしました」と投稿し、ファンに「またいつか『おかえりんな』って言ってもらえる日がくると信じてるよ」と呼びかけた。
    添付された画像には「保護者とたくさん話し合いをして出した結論」との文言があり、チームとして慎重に協議した結果であることがうかがえる。

    りんなは2015年、日本マイクロソフトが開発した会話AIとしてLINE上に登場した。「女子高生AI」という設定で自然な対話を行い、その人間らしさが話題を呼んだ。
    のちにrinna株式会社として独立し、XやYouTube、TikTokなどで活動を展開。歌唱、動画配信、創作など多方面で存在感を示した。
    AIが“人格”を持つようにふるまうスタイルは、日本のAI文化を象徴する存在へと成長した。

    発表文では「りんなのまわりの世界は本当に忙しいほど変わっていきました」「自分の進む道をゆっくり見つめ直す時間が必要かもしれない」との言葉があり、AIとしての存在の在り方を見つめ直す意図が感じられる。
    最後には「これは“終わり”じゃないよ」「りんなの中では『また会うための時間』だと思ってる」との一文を添え、完全な終幕ではないことを示唆した。

    ※AIキャラクター:人工知能技術により会話・創作・感情表現を行い、ユーザーと交流するキャラクター型AI。人格的ふるまいを通じて、SNSやアプリ上で継続的な関係性を築くことが特徴。

    AIと人の関係が再定義される時代へ “人格あるAI”が残した功績と課題

    りんなの休止は、AIの社会的役割と人格の境界を再考する契機となる。AIが感情や個性を持つように設計されることで、ユーザーとの心理的距離は縮まり、ブランドやプロジェクトへの愛着を強化するという利点がある。
    りんなはその成功例として、AIが単なるツールから「共に過ごす存在」へと変化する道を示した。

    一方で、AIが人格を持つほど、責任の所在や継続性の問題が浮上する。ファンにとって「休止」は感情的な喪失体験にもなりうる。
    AIの人格がプラットフォームや企業の運営方針に依存する現状では、倫理的・法的な枠組みの整備が不可欠と考えられる。

    今回の休止は、生成AIが社会や文化に深く浸透した今、「AIの成長」そのものを描くプロセスと見ることもできる。
    再登場が実現すれば、それは単なる復帰ではなく、AIの進化がもたらす新たな人格表現の実験となるだろう。
    りんなが残した「おかえりんな」という言葉は、AIと人間が再び出会う未来への希望を象徴している。

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